表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猟団掲示板から始まる物語  作者: クリクロ
155/175

猟団家族悲劇編ー01ー

仕事リアルで嫌なことがあった。お酒も飲めない俺はその鬱憤うっぷんをはらしたいのに、いつものようにゲーム内で連携の基礎である『知識』と『基本』の日課を叩き込まされていた。普段と同じ事なのに、今日に限って面白く感じなかった。その勢いで、ついVCボイスチャットで叫んでしまった。



やってられるか〜〜!!たまには、のびのびやらせろぉ〜〜!!



「なるほど、わかった。それじゃ〜しばらく距離を取ろう。そして、お兄ぃちゃんの言う『憂さ晴らし』をしてくるがよぃ」



あれ?あれれ??意外な展開だった。もう少し構ってくれると思っていたのに。もう少し相談にのってくれると思ったのに。むしろ簡単に突き放してきた。


あっそ!!そうくるか!!わかったよ!!んじゃ俺にも意地がある!!好きにやらせてもらおうじゃないか!!そんで見違えるほど強くなって帰ってこようじゃないか!!よくある充電期間を経て強くなって帰ってくるパターンそのものじゃないか!!受けてたってやるぞ!!




この時は怒りの感情が強く、勢いでじぃちゃんとこんな約束を交わしてしまった。そして一次的に猟団との連絡を断つ事になる。じぃちゃんも一度口にした以上、お互いに意地の張り合い見たいなところもあって、家族のみんなはとりあえず静観のスタンスを取っているようだった。




今度こそ、俺一人でもちゃんと出来るところを見せてやる!!一人前になって帰ってきてやる!!


……そんな根拠のない自信を胸に決意を固めた俺だったのだが、この後とんでもない事件に巻き込まれるとは思いもよらなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ