表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猟団掲示板から始まる物語  作者: クリクロ
13/175

名探偵編ー事件06ー

出会った頃からVC交流で仲が良かったピノさんとハッサン。おそらくピノさんもハッサンの気持ちには、トトでさえ丸わかりなのだから、わかっていたんだとは思う。その上でご一緒してたので、強引なアプローチや束縛に対し、ピノさんもまんざらでもないと正直思っていた。



ところが、全然違った。


「ハッサンが本当の大学生だったとしても弟の……ような存在で、これまで数々の言動にも許していたの。だけど……結果として……ここまでハッサンが増長するとは思っていなかった。……勿論、恋愛に発展するつもりもなかったのよ。」



時に声にならない時間が続く。静寂の中、すすり泣いているであろうその息遣いが切なく聞こえてくる。それでもVCで必死に伝えようとするその言葉のひとつひとつから、ピノさんの想いを、ピノさんの痛みを、トトは感じ取った。



ここまで、ピノさんは踠き、苦しみ、追い込まれていたのか!?。



TCでは決して伝える事の出来ない、感情を乗せた言葉を必死に紡いでくるピノさんに対し、トトは自分の考えの愚かさを恥じると同時に、自然と涙が溢れてきた。


トトはこの想いに答えるべく、あまり踏み込んだアドバイスはせず、話を全部聞いてあげることに徹した。





数日後、今度はハッサンからトト宛てにメッセが届く。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ