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猟団掲示板から始まる物語  作者: クリクロ
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猟団家族再戦編ー01ー

先日、実家に4Kモニタが届いた事で帰省強行スケジュールを敢行し、迫力ある画面を堪能してきた。が、それだけではない。ちゃんと『おみやげ』も貰って戻ってきた。(俺の4Kモニタ購入の件はまだ保留中)


『おみやげ』とは必殺技の事である。ぶっちゃけ帰省した際にマンツーマンで師弟関係のように「そうじゃない」「はい!師匠!!」「もっと、こうじゃ」「はい!師匠!!」などど『修行編』が始まってもおかしくなかった。しかし現実は、じぃちゃんとばぁちゃんのプレイ動画をひたすら見ていただけで終わった。結局、俺がコントローラー触らしてくれたのは2時間弱くらいだった。



じぃちゃんとばぁちゃんはコントローラーを持つと性格が変わる。正確には、ゲームの世界に集中していると言ったほうが正しいのかもしれない。真剣にゲームに向き合っている。「だからこそ面白いじゃ」「何事も真剣にやるから楽しいじゃ」と俺にさとしているようだった。




正直、俺はゲームにここまで本気になれてなかった。忙しさに疲れ、ただ帰宅して寝るまでの気分転換程度にしか考えていなかった。だからゲーム攻略に対して考えようとせず、覚えようともせず、適当にガチャガチャ操作して勝ったぁ〜死んだぁ〜とただ漫然と結果を受け入れていた。そう考えれば、ゲームにおいて本当の達成感や充実感は味わえてなかった。全ては心掛けの問題。物事に対する姿勢の問題だった。


しかし、これまでの朝練、試験と称した動画出演で知識を得た。帰省でじぃちゃんばぁちゃんのゲームに向き合う姿勢を、じかの『背中』を見て確かに感じた。コレが必殺技よりも、何よりも大きなの収穫だった。そして今、これまでの全ての経験を総動員するチャンスがやって来た。


前回、なにもわからず訳もわからず、ただ家族の後ろをついていった8人クエスト『城門解放』のリベンジが始まるのだ。あの時は違う姿を見せないと!!勿論、その為の必殺技である。


ただし『城門解放』でも前回のLV40仕様ではなく、ワンランク上げてLV50仕様の『続・城門解放』に挑戦する事にした。これは、オニマルのLVが50になったので当然の流れである。そして基本的にLV40とLV50の違いは敵の強さ丈夫さが少し上がっている程度で、内容に違いはないらしい。



さらに、この日の戦闘に合わせて、叔父さんとアッコ姉さんがVCボイスチャットを実装する。つまりこれで家族全員VCを使用しての8人PTクエストの初陣となる。


いや〜〜これは胸熱だなぁ〜〜


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