猟団家族誤爆編ー02ー
マー君の誤爆の余韻もほどほどに、エマが慌ててVCを繋げて割り込んできた
「お兄ぃ〜。今、お母さんから聞いたんだけど??
マー君が、かっこよかったんだって?」
どこがだよ!?どこが、かっこいいんだよ!?
『あっ』とか、言っちゃてんだぞ!!ただの誤爆だよ!!
恥ずかしすぎるだろ!!
「えぇ〜〜。かっこいいヨ」
こういう女心が俺には全然わかんね!?
だから俺には彼女いないんか!?
だから俺には彼女出来ないんか!?
「ん?。やっぱりサプライズは嬉しいヨ」
どこがサプライズだよ!!エマは、いなかったじゃないか!?
驚かせるつもりがマー君当人が一番驚いてるよ!!
自分自身にサプライズしてどうすんだよ!!
「そんなことより、聞いてヨ」
俺、渾身のツッコミが『そんなこと』扱いされた。
……なんか恥ずかしぃ。
「お父さんが、マー君の事を許してくれたんだヨ」
おおおおおお〜よかったぁ。大恥かいた甲斐があったな〜マー君。
「でも、条件があるの」
まだあるんかい!!どんだけ父さん、マー君に厳しいんだよ!!
「お父さんのことリアルでも『プリンさん』で呼んでくれ!!
だって」
父さんのバカァぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
もうゲームと現実の見境いがないのかよ!?どんだけ『プリン』推しなんだよ!?
俺が頑なにプリンって呼ばないもんだからって、矛先をマー君に向けるなよ!!