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猟団掲示板から始まる物語  作者: クリクロ
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猟団家族動画編ー04ー

最初の反逆の意気込みとは裏腹に、何度やっても俺はダーク・サイクロプスを倒すことが出来なかった。というよりも惨敗だった。為す術もなかった。


「う〜ん、見せ場がないのぉ〜。リアルタイムで繰り返し再生を見てるようじゃ」


言い方!!本人目の前にして、その言い方はないでしょ!!

俺だって頑張っているんだよぉ〜



「ちょっとエマが手本見せるから、それを参考にするといいのじゃ」


「ん?お兄ぃ見ててネ」



エマはメインキャラが『ウォーリア』だが、マルチプレイヤーなのでどのジョブもそつなくこなす。当然『ファイター』も難なく操れる。悔しいが、確かにエマは上手い。上手すぎる。全然ダメージをもらわず淡々と流れるような動きで相手の攻撃を避け、俺が散々苦労したダーク・サイクロプスをあっさりと討伐してみせた。はっきりいって、もう序盤から何やってるのかよくわからんかった。そのくらい凄かった。



「次、お兄ぃの番だヨ」


出来るかぁ!!エマ〜なんか俺にアドバイスくれよ!!


「ん?スーときたら、シュッと避けて、ズバーン!!だヨ」



腹たつわ〜〜〜!!

適当に言ってやがる。それでいて、プレッシャーかけてくる!!。

『それが人にモノを頼む態度か?』と、無言の圧をかけてくる!!


すんませんでしたぁ。どうか教えてください。お願いします。


「ん?敵にお願いしてみれば?」



敵が俺に気ぃ使って勝手に倒れるわけがないだろ!!

空気読んでくれて倒れてくれるわけがないだろ!!


ダーク・サイクロプスが演出意識しながら攻撃するわけないだろ!!

ダーク・サイクロプスが忖度そんたくするわけないだろ!!


くそぉ〜〜。またいつものエマのペースだよ。面白そうな事だと分かるとすぐ放置するプレースタイル。今ならマー君の気持ちが痛いほどわかるぞ〜〜〜!!

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