死にたい俺とプロローグ
他作品と違い、シリアスです。ご注意を。
「ああ…本当に最悪だ…。俺はまた死ねなかった。もうこれで何度目だ」
「これで72回目だ」
「まだ諦めないの?」
「…ああ、俺は絶対に諦めない」
「なんでなの…?なんでまだ諦めないの!?死んでいった家族の為にも長生きしなよ!?」
そんな悲痛な叫びに
「断る」
なんど聞いたかわからない、否定の言葉をかける。
「……っ!」
「何故だ?お前にだって義理とはいえ帰りを待ってくれる家族がいるだろ」
その問いに疑問で答える。
「生きて…なんになるんだ?」
「結婚して、家庭を築いたりして、幸せに」
「本当にそれ、幸せか?少なくとも俺は幸せに思えない」
「なら、友達と遊んで、バカみたいに笑ったり」
「ああ、それは楽しいかもしれないな」
これを聞いて可能性を感じ、聞く。
「じゃあ」
その言葉に終始光の無い目をして答える。
「だが、それをしてなんになるんだ?生き物である以上、どうせ死ぬんだ。延命したって死ぬんだ。寧ろ長く生きれば生きるほど辛くなるだけだ。生きるということに、なんの生産性も見出せない」
諦めたように
「…そうか」
とだけ呟く。
「話は終わりか?なら俺は帰って自殺のための方法でも考えておくよ」
「……ねえ!!」
「なんだ」
「私達に教えてくれた約束の事、あれは本当なの?」
「ああ、俺は絶対に
自宅で自殺をしない」
名前?あ、後で決めておきます(震え声)




