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世界の崩壊・始まりの世界  作者: 火憐ちゃん
100年後の世界編
4/20

墓参り

第3話です

2週間ペースで投稿できそうですね。頑張ります


X0001024世界での炎神・風神との戦いが終えて、彗の予想通りであった始末書地獄から開放され

彗・秋野・火月はX0000000世界

100年前は魔界と呼ばれていた世界に来ていた


かつては魔界で何でも世界一であったメリアも100年後は見渡す限り荒地となっていた


「やっほー彗に秋野に火月!!時間10分前とは偉い!ほめてあげるわ!!」


紫色の髪背中までのびている長い髪、頭にはリボンをつけていて服の上に大きなマントを羽織っている

外見は16歳ほどの少女

天才 杏・フランブレジ・レガシーの作品

全自動殺戮破壊魔科学兵器の人形凡庸戦闘AI搭載のロボットK022

通称マリエッタである


ロボットであるので外見は100年前のままであった


「おうマリエッタ、半年ぶりか?」


レストワールドは杏の作品が多数存在しており、整備しにマリエッタはたまにレストワールドに脚を運んでいた


「そうね!正確には189日と10時間2分ぶりかしら!!あなた達が到着2番目よ!!まったくもうマスターの墓参りだってのにあいつ等集合時間ギリギリに来るのよね!」


本日は杏の命日である

享年87歳 死因は老衰

杏がやろうと思えば不老も技術で再現できていたはずであるが、そんなことには興味が沸かなかった彼女は思いのままに自身が思う面白いものを作り続けた


「今日はどれぐらい来るんだ?」


「神様系は欠席!理由は30くらいの世界が共同で何かやらかすってのを知ったらしくて緊急でそっち向かってるらしいわ」


神様系とは、ハルカとシーレイとアンジェレネのことである

未来確知を持つシーレイが察知して神王であるハルカとアンジェレネはその対応に追われていた


「来るのは、魔王と魔王補佐と椿かしら?あと静紅は来ると思うわ!リーベと優希は音信不通…あいつ等連絡返さないから!!」


マリエッタが連絡したが出ない

しかし、何故かワン切りでかけなおしていた二人に対して怒りが溜まっているマリエッタ


「まぁとりあえず先に始めましょうか」


毎年恒例となっているその怒りに付き合うと長いことを知っている秋野は、先に始めようと進言した


「そうね!!」


《爆拳・お墓爆誕》


「ちょま!!」


マリエッタは魔法を発動して地面を思い切り殴りつけ爆発する

そこには絶対強者級の一撃でしか押せない隠しスイッチが仕込まれており、マリエッタの一撃でスイッチが押し込まれる


ギリギリで魔力を解放し爆風を防ぐ3人

地響きと共に地下から墓が地面から飛び出す

大きさは通常の墓石と変わらないがギミックはマリエッタ仕様である


「毎度思うんだけど斬新すぎるだろ…」


墓を出す為に地面を殴りつける必要がある

常識人である彗からすれば理解できない構造である


「っていうかマリエッタさんやるなら言ってくれよ!!!」


危うく爆風で死に掛けた火月

魔力解放が少しでも遅ければ木っ端微塵である


「あんた達ももう絶対強者級でしょ?じゃあそれぐらいは避けなさいよ」


100年前はまだ絶対強者級ではなかったマリエッタ

杏によるカスタマイズにより、現在は絶対強者級である


「せめて宣言してくださいよ…」


《集固・土埃回収》


全員の服に土埃が付いていたのを集めて取り除く


「気にしたら負けよ!!」


マリエッタはポケットから線香を取り出して魔法で火をつける

彗達に配ると最初に手を合わせる

マリエッタが終えると次は彗が交代で手を合わせて一周終える


《方舟》


「おう!ギリギリ」

「セーフじゃな」


時間は集合時間の3分前


文明が発達している世界に与えられるY

Y0000000と呼ばれる100年前は人間界と呼ばれていた世界の魔王ダドマ

その補佐のギルギアが到着する


「まぁ集合時間前だったからいいけど、何してたの?」


「ちょっと世界滅ぼしてた」


遅刻ではないが言い訳の原因が世界を滅ぼしていたというスケールの絶対強者級


「世界滅亡数ランキング1位更新してるんじゃねえよ!!!!」


それに突っ込まざるを得ないレストワールドである彗

レストワールドでは、脅威度によって絶対強者級をランクわけしていて、ランクが付いている絶対強者級に関しては倒すと報酬がもらえる制度になっている

ランクは以下の通り


B・・・絶対強者級1人で討伐すべきレベル(絶対強者級でも反則級の上位とそこまで差はない)

A・・・絶対強者級3人で討伐すべきレベル(通常の絶対強者級)

S・・・絶対強者級5人以上で討伐すべきレベル(100年前の魔王レベル)


と基本はAランクまでなら討伐できる可能性がある

そして、彗達の目の前にいるダドマとギルギアはレストワールドでは以下のランクである


SS・・発見次第命を優先して全力で逃げること


討伐を諦めることが大事であり、もはやSSランクはきたら回避不可能、諦めろという意味で災害とも言われている


そして、脅威度は単純に世界滅亡数で決められる

魔力がなくなることがないダドマは堂々の1位

ギルギアは5位である


「今回は正当防衛だ」


「お前が正当防衛だったときがあったかおい!!」


ダドマが世界を滅ぼしたときの理由

第1位、正当防衛・・・なんかムシャクシャした

第2位、正当防衛・・・なんか絶対強者級がいて殺したら崩壊してた

第3位、正当防衛・・・なんか雑魚が攻撃してきた


彗がダドマに突っ込みを入れている間にギルギアは墓参りを終えてダドマと変わる


「今回はあれじゃな…買ったばかりの服に鳥が糞をつけたからかのう」


分類的にはムシャクシャしたに該当する

SSランクと知り合いだとは言えないレストワールド3本槍である


《次元破壊》


「はい、セーフ」


次に現れたのは静紅である


「…ギリギリアウトですけど、何してたんですか?」


集合時間に2分遅れている

もはや聞くまでもないが、秋野は一応聞いてみた


「ちょっと世界滅ぼして遅れちゃったわ~」


やっぱりか…と秋野は溜息を吐く

SSランク世界滅亡数3位である静紅

ふふふ~と世界を滅ぼしてデスパラシリーズを手に入れて笑いながら線香をあげる


「ごめん遅れた!」

「ごめんなさい、遅れちゃったわ」


お次に現れるのは、唯一つの世界

現在Z0と呼ばれる100年前は天界の魔王であるラインとアユリであった


「遅れるとはクソじゃな…あ、アユリには言っておらんぞ」

「遅れてくるのにごめんとはいい度胸じゃねえか!アユリじゃないほう」


「何で私狙い撃ち!!!?知らないよ!!何か世界が二つ滅んでこっちは忙しかったんだよ!!!」


「知るか死ね」


元凶の一人であるダドマは知らん顔


「ふふふ~あと3つ~」


元凶の一人である静紅はまだ笑っていた

二人は世界を管理する側であるため、脅威度はBランクであった

しかし、来たら殺す精神であるためBランク(SSランク)と後ろについている


「あら…久しぶりねしんくん」


「おわぁ!?」


絶対強者級になった彗の背後にはいつの間にかコトハが居た


「遅れましてすいません!!」

「ごめんなさい!!」


遅れてリタと椿がやってくる

何故か息を切らしながらコトハを睨むリタ

それを彗の身体で視線をカットするコトハ


「遅れた理由としてはコトハさんに時間遅延の魔法をかけられたためですが…まぁかけられた私が悪いですね。申し訳ありません」


3人ともそこまで脅威度は高くないためBランクであるが、やはり来たら殺す精神なのでリタとコトハはSSランク

無害な椿はBランクである


遅れてきた面々も杏へ線香をあげるとマリエッタは先程攻撃したスイッチを再び殴りつけて墓を沈める


「さて…これで人間界・魔界・天界の魔王が揃ったわけだから、次は攻略困難飛影の墓に行くか!!!」


人間界の魔王ダドマ

天界の魔王ライン

魔界の魔王コトハ


そして、今日は杏だけの命日ではなく100年前に死んだ飛影の墓参りの日でもあった

魔王達絶対強者級の遊び心によって、墓参りするだけでも最悪死者が出る飛影の墓への進撃が始まる


世界の崩壊・始まりの世界の重要な事実がようやく判明します。

さらに他にもありますが、まずは主人公の死ですかね。


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