表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩集⑥

please don't deserted.

作者: 桜ノ夜月

「お前なんて要らない」


って、僕を捨てないでください。



捨てられた僕も、まだ生きているのです。



這いつくばりながら、蹲りながら。



僕も、まだ生きているんだ



「大嫌いだ」って。



「面倒臭い」って。



君が、僕から目を背けるのが解るから。



「……OK.forget me.」



僕は君に、嘘を吐いたんだ。



僕を捨てないでください。


手を差し伸べてくれたのなら、もう少し待っていて。


君を、信じられるまで



―…待っていてよ。



「please don't deserted!」



「傍に居るよ」って、交わしたあの日の約束を



憶えているのは、きっと僕だけだ。



「please don't deserted!」



僕を置いていかないで。



もっともっと、頑張るから。



君が嫌がる事なんて、絶対にしないから。



暗闇の中で、たった独りでもがく事が



ただ、ただ、怖いんだ。



陰口を言ったって、良いから。


僕を嫌ってくれて、良いから。



だから、僕の事なんて忘れてください。



―…新しい君で、居てください。



そう呟きながら僕は独り。



君の温もりの残る手を、そっと離した。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] お久しぶりです!元気ですか?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ