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クローバー

作者: ちほ☆

主人公・七海に自分と重ね合わせてみると意外とおもしろいかも知れません。

クローバー程可愛いものは存在しない。クローバーほど可憐なものは存在しない。いや、させない!


申し遅れました、私【村上七海】と申します。上の文ですでにお分りだと思いますが、一応言わせていただきます。私はクローバーを愛しています!クローバーの為なら私の命くらい差し上げますわ!

…申し訳ございません。クローバーのことになるとつい取り乱してしまって…。

時は8240年。七海13歳。その日は友達とショッピングをしておりましたの。突然友達の明日香さんが四つ葉のクローバーを私にくれました!

「クローバーには凄い能力があるんですって。きっとこのクローバーが七海さんが緊急事態の時助けて下さいますわ。」

「明日香さん…ありがとうございます。」

一番の親友から戴いた大切なクローバー(物)。でも凄い能力って何なのでしょう?聞こうと思ったのですが、明日香さんたら!一人でショッピングを楽しんでいるではありませんか!しかたない、また後でお聞きすることにしましょう。

その考えが甘かったのです。

明日香さんは道にいつのまにか出ていて…大型トレーラーにひかれてしまったのです!音や気配でわかるのではないか?いいや、分からなかったのです。明日香さんはMDプレイヤーというもので音楽をきていて、しかも買い物をしたばかり。気分は上々、浮かれ上がっていたので周りの気配なんてまるで気にしてませんでした…。       「グシャ…」

七海の目の前で鈍い音を立てて明日香の体からちぎれた…。

「明日香さん!このクローバーは明日香さんが持ってたほうがよかったではないですかぁ!こんなのって…こんなのなしですよぉ!」

…とまぁ、昔は今より上品でしたのよ。

そいて今、ここにあるクローバー。

これは彼女の生まれ変わりとして大事に保管しています。

今だに凄い能力というのは分かりませんが、もう結構です。明日香さん。あなたの所へいくまでには私が見つけた答えを明日香さんに見せれるように、言えるようにこれからも頑張っていきます! I LOVE クローバー

あなたは全世界の人々を救う大切な生きものです…。

結局、凄い能力は分からなかった。でも一つだけ七海には分かっていました。 ‘信じる気持ち’が大切なんだってことを…。

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― 新着の感想 ―
[一言] 七海の悲しみが全然感じられなかったのがちょっと残念です。
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