第3話:旅の始まり〜都立永翔総合高校編2〜
前話の出来事・・・主人公の地川影光は学校内に残っている怪物
を全員倒した。
しかし、その時グラウンドにいたヒロインの闇夜聖瑠達に危機が
おとずれていた。
影光が校舎内の怪物を倒し終わる5分前にグラウンドで起きた危
機
「きゃー!」
突然女子生徒が叫んだ。
聖瑠達グラウンドにいる人達がいっせいに振り向いた。
「どうしたの!?」
女子生徒は
「あそこ!あれって怪物だよね?こっち来てるよ! たすけて!」
聖瑠は
「ほんとだ、やばい、かげ! あっ 今かげは校舎内にいるんだっ
た。どうしよー!」
グラウンドにいた国語教師の戸川明先生は
「とにかく今は生徒を第1に守る ほかの先生方も異論はありませ
んよね?」
先生方は
「はい!」
戸田先生が
「俺が怪物を食い止めるその間に聖瑠さんも他の生徒と一緒に逃げ
てください!」
聖瑠が
「でも戸田先生はどうなるの? 先生が怪物化するかもしれないし
死ぬかもしれないんだよ。私嫌だよ!」
戸田先生が
「なら他に誰が命をはると言うのだ。今校舎内で影光くんが命を懸
けてこの非常事態を戦っているんだよ。生徒が頑張ってるのに先生
が指をくわえたま見てるだけなんてできない。」
「戸田先生・・・」
「大丈夫!影光くん任せにする訳じゃないけどこの場に怪物を倒せ
る人はかれしかないから、彼が戻るまで俺に任せて。」
「分かった。戸田先生。絶対に無理はしないで。後ろには他の先生
方もいるんだからね。 お願いします。」
戸田先生は微笑んで
「うん。」
怪物を睨み
「怪物共。いやさっきまで人間だった奴らよ。早く正気に戻れ!」
影光が校舎内の敵を倒し終わってグラウンドに向かうと戸田先生
が怪物に立ち向かいそうになっていた。
(なんだ。あれ。まさかグラウンドに怪物がやってきたのか。
ん? あれは戸田先生!まずい。このままだと戸田先生死んでしま
う。)
「戸田先生!」
影光がそう叫びグラウンドに向かって走った。
「影光くん!」
と戸田先生。
「かげ!」
と聖瑠が名前を呼んだ。
「戸田先生これは一体どういう状況ですか。」
影光がそう戸田先生に話しかけ、戸田先生は
「影光くん。校舎内の怪物を全て倒したのか。すごい。 今はそん
なことを言っている場合じゃないな。」
「影光くん。グラウンドに突然怪物が現れたんだ。恐らくもうここ
ら辺に怪物が大量発生してしまってるんだと思う。」
影光は驚いた顔で
「まさか怪物がもうグラウンドにきて暴れようとしてたのか。 戸
田先生。ここからは僕に任せてください。」
戸田先生は少し安心した顔で
「分かった。先生として心苦しいが影光くん。後は頼んだよ!」
影光は
「はい。 校舎内の怪物は倒しましたが一応まだ校舎内には入らな
いでおいてください。
」
戸田先生は
「分かった。ここに居る生徒と先生は俺が守る。」
影光は笑顔で
「お願いします。」
ここで怪物にむかって
「ここからは俺が相手だ。怪物共。俺が救ってやるからもう少し辛
抱してくれ。」
「行くぞー! はぁー!」
影光は双剣を持ち怪物に向かって走り始め怪物を斬りまくってい
った。しかし怪物の軍勢の中に強さが桁違いの奴がいた。
影光は
「こいつ強いな! もしかしてあの謎の光との適合率みたいなのが
ほかの怪物より高いのかもしれないな。 まさかまた変身しなきゃ
いけないとはな。」
影光は双剣を地面に刺し大声で
「変身!」
そう叫んだ。ベルトが出現し。影光はヒーローへと変身を遂げ
た。
「できる限り変身しないで戦いたかったんだけどな。仕方ない。早
くケリをつけるか。」
影光は
怪物を次々に倒していき。適合率の高い怪物を追い込んでいた。
影光は
「これで決める!」
「はぁー! ふんっ!」
「ライトニングシュート!」
怪物目掛けてキックを放ってグラウンドにいた怪物を倒し、怪物
が人間に戻った。
「これでまた、命をすくえた。」
聖瑠含め生徒、先生は喜んで
「やったー! 怪物を倒したー! ありがとう!影光くん!か
げ!」
影光は人間に戻り先生に
「ここにたおれている人達や校舎内に倒れている人達を救いましょ
う。」
先生は
「うん。そうだね。まずは倒れてる人達を救ってからこれから影光
くんがどうするか聞くけどいいよね?」
影光は
「はい。分かりました。」
影光含め先生生徒は倒れてる人達を救った。
「さて。影光くん。一体これからどうするのか教えてくれくか
い?」
そう先生のひとりが問いかけた。
影光は
「校舎内に残って。ここで生活していくのもいいですけど他にも怪
物によって苦しめられている人がいるし、この事件を解決しないと
いけない。僕にはその使命があります。この変身能力も多分そのた
めにあるんだと思います。聖瑠と2人で旅に出ます。」
先生は
「分かった。絶対に無事に帰ってきて。」
影光は
「当たり前です。必ず聖瑠と2人無事に帰ってきます。」
影光は聖瑠を呼び止め
「聖瑠ー。明日の朝には学校を出発するけどいいよね?
」
聖瑠は
「うん! 分かった。」
影光と聖瑠が遂に学校を出て世界を救う旅に出発。
影光は心の中で
(この変身能力といい剣といい分からないことだらけたな。まず
は外の状況を探索してみるか。)
「聖瑠!多分だけどこの学校の外はもう俺らの知ってるいる街とか
じゃなくなってるかもしれない。沢山歩くからな!」
聖瑠は
「はーい!」
つづく
いよいよ次回、校舎の外の状況が明らかに!
第4話に続く。