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勇者は発情中  作者: shiyushiyu
フォレストのおばちゃんの物語
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第十エロその3

小学生のいじめは大人になって考えると、大したことじゃないんだけど、子供からすると相当酷いんだ。


机や靴を隠されたり、みんなで無視されたりね。


そんなわけだから私には友達が1人も出来なかった。


そう。本当にたったの1人も。


先生もクラスのみんなが私を標的にしていれば授業がスムーズに進むってことで、いじめを見て見ぬふりをしていた。


私の両親は共働きで家は貧乏。親に迷惑なんてかけられない私は、誰にも相談できずにいたの。


私がいじめられた理由は単純。途中で転入してきたから。ただそれだけ。


子供がいじめる理由は本当に単純で、お金持ちだからとか目立ってるからとか、大人では理解できない理由が多い。


とにかく私は途中でクラスの仲間になったことが理由でいじめられた。


そんなある日、1人の男の子が転入してきた。


正直私はほっとした。


次にいじめのターゲットは彼に移るだろう。


そう思ったから。


でも違った。


彼はユーモアたっぷりでクラスのみんなの心を掴んだの。


結局いじめの対象は変わらず私。


でも私にとっていいことが1つ。


転入してきた彼は、誰にでも話しかけるいわゆるいい人だったの。


私がいじめられても、いじめに加担することはせず、もちろんいじめを止めようとはしてくれなかったけど、それは子供ながらの防衛本能よ。いじめを止めれば自分がいじめられる。誰でも知ってることだからね。


でもね、彼は私の唯一の友達になってくれたの。


家が同じ団地だったこともあって、一緒に帰るようになったし、一緒に遊ぶようにもなったの。


私が彼を好きになるのに時間はかからなかったわ。


子供ながらに私も彼もませてたし、色々エッチな遊びもたくさんした。


特に私の体を触らせたり見せたりとかはよくした。


子供だし男の子だし、特にそういうことに興味があったんだと思う。


私は彼が私の体にしか興味がなかったとしても、別によかった。


好きな人と一緒にいられるひと時が幸せで幸せでしょうがなかったから。


ある日、いつも一緒に帰っている放課後に彼は私にその日は1人で帰って欲しいと言ってきた。


「お前今日は1人で帰れよ。俺は用事がある。」


でも彼の家の共働きで用事がないことを私は知っていた。


私は彼が私と遊んだり体を触ったり見せたりする遊びに飽きたんだと思った。


それから、他の人と遊びたくなったのだと思った。


それか本当は嫌じゃなかったけど、口では毎回嫌だって言ってたから、嫌われたのかと思った。


「待ってよ!もう私と遊んでくれないの?もう嫌だって言わないから嫌いにならないで!」


「そうじゃない。そうじゃないけど、今日は頼むよ。」


いつもと違う珍しい言い方に私は、頷くしかなかった。


でも気になって私は彼の後を追った。


こういう時に追わない方がいいって知ったのはその後。


彼には思い人がいたの。


クラスのマドンナだった。


そりゃそうだよね。ただ一緒に遊んでいるだけのいじめられっ子の私とクラスの人気者の女の子。


どっちが好かれるかなんて分かりきってたのに。


一緒に遊んで、2人だけの秘密を持ってる特別な関係。


私が好きだから彼も私のことを好きだって思ってた。


それが勘違いって知ったのはこの時。


彼がマドンナと話している表情は、私に見せたことない表情だった。


あぁ――彼は私なんか眼中にないんだ。


そう実感した瞬間だった。


私は、彼に私の前でも同じ表情をして欲しいという気持ちが強まり、彼が求めることを何でもした。


エッチな遊びはどんどん過激になっていったけど、彼が私に見せる表情は私が求める表情ではなかった。


彼は暫く経つとマドンナと付き合うようになった。


私と遊ぶ時間は次第に減っていき、私と一緒に帰ることもしなくなった。


ある日、私は彼にどうしても一緒に遊びたいと言った。


突然の私の誘いに彼は困惑し、マドンナは苦笑いしてたのを今でも覚えてるわ。


クラスのいじめっ子達が私にたくさん酷いことをして、彼から私を引きはがした。


それでも私は引き下がらなかった。


この時私は初めていじめっ子に逆らったし、彼に泣いてお願いした。


「遊んであげたら?」


マドンナのその一言で、いじめっ子も私から手を離し、彼も分かった。と言ってくれたの。


その日はいつもと違う遊びをしたわ。


彼の目の前でいつもみたいに服を脱いで、彼も服を脱いで裸で抱き合うのは一緒。


その後私は彼にキスをしたの。彼は驚いたけど受け入れてくれた。


そのまま彼と私は結ばれたわ。


痛かったけどそれ以上に彼と繋がれたことが嬉しかったの。


次の日に私は両親の仕事の関係で引っ越してこの村に来たわ。


彼が今何をしているのか知らないし、あれから一度も話していない。


私は結婚して子供もいるけど、今でも私にとって最愛の人は彼なのよね。

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