第四エロその5
「なんれすか?これはぁ?助態さんの秘剣ですかぁ?」
ベロベロに酔っぱらったルブマが助態の股間を触ろうとしていた。
それを見てにやけながらもふともが言う。
「相変わらず酔うとエロくなるねぇー。」
これから先のことが決まったことで、全員で急遽宴会になったのだ。
「お酒一滴で酔うなんてだらしないわよ?」
くびちはもう5杯目だ。
「ボクの助態だよー?ルブマは1人でシてればいいじゃーん!」
ぶららがルブマの手を払いのける。
「もう1人でするのは飽きました!寂しいんですよぉー1人は。助態さんの秘剣で私を満足させてくださいよぉー。助態さぁーん。」
酔った勢いでルブマが助態にキスをする。
「あっ!ルブマさん飲みすぎですよ!」
純純が怒ってルブマを引きはがす。
ぱいおはふざけて、このきぃー!この泥棒猫!とか言っている。
「ふへへぇー。私の初めてのキス…助態さんに奪われました♡」
「寝ちゃいましたねー。正直、助態さんのどこがいいのかウチにはさっぱりっすね。」
ルブマを純純と一緒に抱きかかえながらぱいおが言う。
「ま、やるときゃやる男だけどアタイはやっぱ純純一筋だなぁー。」
運ばれるルブマを見ながらもふともが言う。
手には純純の純白パンツが握られていた。
「何を持っているの?」
くびちがジト目で訊く。
「純純のパンティ♡アタイのスキル、盗みでさっきかすめ取ったの!」
くんくん匂いを嗅いでいる姿を見てさすがのぶららも引いていた。
「もふとも…ど変態だぁ。」
「あ!アンタに言われたくないよ!助態に見られるためだけに生きているこの露出狂が!」
「いやぁー?変態はボクにとっては褒め言葉だよー。」
「皆さんは勇者様のことがお好きなんですね。」
にこりと笑ってハクダクが言う。
ちょこんと助態の膝の上に座っている姿が何とも可愛らしい。
「私は大好きよ。」
くびちは肯定したがもふともは否定した。
「アタイは別に。」
「でももふとも顔赤くなってるよ?」
ぶららがキョトンとしながら言う。
「なっ!なってなぁーい!」
くびち、もふとも、ぶららのやり取りをテーブル越しに眺めながら、助態がハクダクに訊く。
「さっき言ってた町ってここからどのくらいのところにあるの?」
「そうですね。歩いて1週間といったところでしょうか。ただ、私も行ったことはないので詳しくは知りませんよ?」
それでも十分だと助態は思った。