第二十二エロその4
純純、くびち、ルブマ、ぱいおサイド――
4人はヒソカな酒飲みに向かって話を聞くことにした。
「おじさん久しぶりっすね。」
そう言ってぱいおが酒場の店主に話しかけた。
「おう。巨乳の嬢ちゃん。また調べものかい?」
店主が愛想よく返事をする。
とりあえず全員がソフトドリンクを注文して、くびちが質問する。
「前にも聞いたんだけど、モンスターに占拠された村についての情報はないかしら?」
「あぁ。相変わらずそんな情報はないな。その噂は本当なのかい?」
4人にそれぞれの飲み物を渡しながら店主が聞き返す。
「こんなことで嘘なんてつかないっすよー。」
ケラケラ笑いながらぱいおが言うと、店主がそういえば。と思い出したように噂話を語る。
「タキューの先にやたら野菜系統のモンスターが出現するようになったと聞いたことがあるな…確かあんたらが前に救った村も野菜系統のモンスターに占拠されてたんだろ?」
4人は目を見合わせた。
「また野菜軍団が村を占拠したのでしょうか?」
ルブマが心配そうに言う。
「そのタキューはどこにあるのですか?」
純純がすかさず店主に聞いた。
「あぁ。西門から出て徒歩で5日くらいの距離だな。けどなぁ。西門付近にはタコツボっていう陸タコの巣とスライム山っていうスライム系統の巣があるからかなり危険だな。前はタキューとの交流もあったが、最近はその巣のせいで交流がなくなっちまった。」
あそこは畜産業が盛んでいい肉がよく入ったのに。と最後に残念そうにこぼした。
4人はひとまず西側の敵を倒している助態たちに合流することにした。