2つ目の依頼 誘拐 #4 後編
久々の投稿です。
是非読んでってください。
もともと空いていた入り口からと入ると、成人ほどの男性が3人いた。
全体的に黒の服に、片手には少し長めなナイフ。
背丈は違うものの、全員同じ服装をしている。
さっきリタが言っていた通りだと、地下に2人いることになる。
ここでこの3人を倒してしまえば、相手の戦力もかなり削れると思う。
誘拐犯の装備を見ていると、
「おい、だれだ!?」
どうやら、敵の一人がこちらに気づいたようだ。
だがもう遅い。
敵が気づいたころには、俺たち2人共動き出していた。
リタは自作の銃を構えている。
この銃は『RTY-456』という対人戦用中距離型小銃だ。
弾丸は『Nー2』という、電気を充電してある弾丸だ。
『RTY-456』は、それを打ち出す連射できる片手で扱える連射銃だ。
敵を倒さずに気絶状態できる優れものだ。
まぁ、こんなものを開発するぐらいなら
普通の銃を作ったほうがいいかもしれないが、うちの方針がな・・・
俺は小型注射器の睡眠薬が入ってるやつを持っている。
そして、護身用のナイフだ。
俺は、敵に接近し首元に注射器を打ち込んだ。
「うっ・・」
その敵はその場に倒れこむ。
それと同時に、銃を持ったリタが奥にいる二人を撃っていた。
さすがの命中精度だ。
「あと二人だな」
「うん」
近くに地下への入り口があったからこちらの声が聞こえているかと思ったが、
入り口のドアが意外と分厚いらしくこちら側からはあまり聞こえないようだ。
ドアを開けると、階段があるがそこまで長くない。
中にいる誘拐犯の2人の動きがないことを確認すると、リタが
「これ投げ入れるね」
これは睡眠グレネードだ。まぁ、説明するまでもないと思うが、
爆発すると眠らせる煙出すをものだ。
・・・カチッ
起動するボタンを押し、階段下に向かって投げ入れる。
長くとも1秒。
落下地点で爆発するよう正確なタイミングで投げ込まれた。
瞬く間に煙が広がる。
俺たち二人は催眠ガスマスクを装着し突入する。
階段を下りていき部屋の中を確認すると、男性2人と、
10歳程度の少女がそこに眠っていた。
この少女が、誘拐された依頼人の娘らしい。
眠ったまま事務所へ運んでしまおう。
・・・
「本当にありがとうございます!!」
事務所につくと、泣いている依頼人の茅野 霞がいた。
リタが事務所を通し、連絡したようだ。
俺は、軽く会釈をしてから、
「いえ、頼まれたことをしたまでです。娘さんが無事で何よりです。」
と、言葉を返した。
そのあと報酬金を受け取り、娘と茅野 霞は帰っていった。
うちでは形の残る物ではないく、サービスで商売している。
たまに罪悪感があったりもするが、
報酬金をもらわないと、俺たち生きていけないからな。
でも、俺たちが依頼を受けるということは、
この世の中で何かしら起きているということなんだよなぁ・・・
何とも言えない循環だ。
まぁ、俺たちが依頼を実行するのには変わりはない。
そう、実行するだけだ・・・
『RTY-456』
電撃弾を撃つ連射銃。
反動も少なく、力のない人でも撃てる。
弾のばらつきは少なく、中距離での活躍をねらえる。
『Nー2』
電気が充電されている弾。
小型で持ち運びも便利。
弾は『Nー〇』の〇の数字によって変わる。
読んでみて何か思うことがあれば、
ぜひ感想をよろしくお願いします。
次の投稿は2週間以内だと思うのでよろしくお願いします。
次は、任務ではなく番外編みたいになると思うのでおねがいします。