2つ目の依頼 誘拐 #2 前編
文字数と時間の関係で、
前編と後編に分けさせていただきます。
楽しんでいただけると幸いです。
「…ん」
夜中の2時に起きてしまった。
2度寝しようと試みたが、
完全に目が覚めてしまった。
「…起きるか」
ひとまず起きることにした。
今いるのは拠点だ。
…今きずいたが、拠点というのもなんかさみしい。
あとで、話し合って決めるか。
その後、ゲームをして3時間ほどつぶした。
・・・時間の流れは速いな~
なんてことを考えていると、
チリリリリ
電話だ。
基本リーダーが出てくれるが、今は寝てるだろう。
一応出ておこう。
「もしもし、こちら光生事務所の吉川ですが、ご用件は何でしょうか」
電話が来たときは、こう対応をしている。
間違い電話でかかってきたときのためだそうだ。
間違って電話かけたところが、暗殺事務所ですなんて言ったら怖すぎる。
そして、通報されかねないからだ。
通報されると面倒ごとになりかねないからだ。
「もしもし…仕事を依頼したいのですが…」
声からすると女のようだ。
「どのような依頼でしょうか」
「私の娘を助けてください!」
とても焦っているようだ。
「落ち着いてください。詳しい話を聞かせてください」
「わ、わかりました」
一応、メンバー全員で聞いたほうがいいな。
「少し待っていただけますか」
「はい…」
ミュートにしてメンバーを呼びに行こうと思ったときに、
「どうしたんですか」
リーダーのローズが起きてきた。
「そんなところで何をしているんですか?」
ちょうどいいタイミングだ。
リーダーは、この時間に起きるんだった。
「今、依頼の電話が来て…」
電話のいきさつをリーダーに話した。
…
「わかりました。電話かわります」
ミュートを解除しローズが電話に出る。
「もしもし、お電話変わりました、ローズです。内容を聞かせてもらえますか?」
「はい…」
俺は、会話を聞き、録音をしておいた。
この人の名前は、茅野 霞というらしい。
話によると、娘が誘拐されたらしい。
その犯人は、身代金を要求しているそうだ。
なぜここに連絡を取ったのかというと、
誘拐犯に、警察に電話してはいけないといわれたらしい。
ここに電話するのも、警察に電話するも、そこまで変わらないと思うが、
本人もあせっていたんだろう。
一通り聞き終わると、ローズが
「わかりました。こちらで全力を尽くさせていただきます」
「ありがとうございます!」
といって電話を切った。
「作戦会議するか」
「そうですね」
リナも呼んできたほうがいいな。
「リナ起こしてくる」
「お願いします」
そして俺は、リナを起こしに行く。
リナは人に比べて起きるのが遅いからな。
リナの部屋へ行き、
「起きろ。リナ」
すると、目を少し開き、
「…ん…あ、おはよ」
「今、依頼が来たからそれについて、会議する話になった」
「わかった。行こう」
そして、二人で会議室に行く。
「ローズ、おはよー」
「おはようございます。リナさん」
他の二人は他の仕事をしているから、
ひとまずこの三人で話し合おう。
「じゃあ、座りましょう」
みんなが座り、ローズが声をかける。
「これから、会議を始めます」
続く、、
楽しんでいただけでしょうか。
キャラの詳細設定は、そのうち出す予定です。
次の作品をお楽しみに。
ぜひ、感想をよろしくお願いします。