表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
龍の者憑き(挿絵有り)  作者: PREY
出会い
22/50

千年の恋



「こんばんは、ジェラルドです。」

「あぁ、ジェラルドかい、おやおや?今日はお連れさんと一緒かい?珍しいね」


中に入ると白髭の似合う気さくそうなダンディなおじさんがいた。

みたところ、ここは少し洒落た酒場みたいなものだろう…。数人の客がちらほらいる。


「初めまして、瞭然と言います。」

「俺はマンブーだ、よろしくな。」


ジェラルドは良い豆が作れたらしくマンブーと何やら会話を始めた。

俺はその間中を見渡して、情報でも集める事にした。

今いる客はだいぶ酔っ払っているおじさん、しっとりとした雰囲気のカップル、凛々しく飲んでいる紳士、あとは兵隊の格好をした兵士だな。

俺はこの中で話を唯一聴けそうな紳士の隣へと向かった。


「すみません、いきなりなんですか少しお話を聞きたいのですが良いでしょうか?」

「あぁ、別に構いませんよ。」

「この村に龍が居ると言う噂を耳にしたんですけど、本当なんですかね?」

「昔話にはその様な話がありますが、所詮は只の昔話ですな。」

「昔話…?」

「ええ、こんな小さな村なのに龍を見た事がある者は誰一人として居ませんからね、居たとしても随分と前の話なのでしょう。」

「そうですか、ありがとうございました。」


(おい零神、本当にここに壱乃神の気配を感じるんだよな?)


『ああ…間違いない…。この村の何処かに必ず居る…。』


仕方がない。もう1人兵士っぽい奴の話も聞いてみるか…。


「すみません。少しお話を伺ってもいいですか?」

「ああ?なんだぁ?俺にぃ話ぃ?」


思ったよりだいぶ酔っているみたいだな。


「この村に龍がいるって話なんだけど…」

「龍…?見たことねぇなぁ…ほんとにいるのかぁ?」


こいつは駄目だな…早く切り上げるか…


「そうですか、それでは…」

「龍は見たことねぇがよぉ、俺は門番してんだけんどよぉレイフェレリーってんのぉ?あいつはよぉ…よく見るぜぇ…」


レイフェレリーがこの村へよく来る…。


「レイフェレリーはこの村の何処へ良く行くんです?」

「そりゃぁ…おめぇ俺らに教える訳ぇねぇじゃねぇか、村長と話しながらぁ…ふらっと、どっかぁ行ってるよぉ、炎でも浴びに来てんじゃあねぇのぉ?」


レイフェレリーの行く場所に壱乃神が居る可能性が高いな…次レイフェレリーが此処へ来るのを待つか…?


「瞭然、話は終わったか?そろそろ出るぞ。」


自分の用事が済んだジェラルドが話しかけてきた。


「ああ、わかった。…ありがとうな兵士のおっさん」

「また何でもぉ聞いてくれぇよ。」


兵士のおっさんと話を終わらすと俺達は外へと出た。


「夜中に帰るのは疲れるから俺の行きつけの宿に行こうぜ、宿代は出すからさ。」

「俺はこのまま帰っても良いんだが、そう言うならあんたに合わせる事にするよ。」


ジェラルドの希望で俺達は火の村で一晩過ごす事にした。












評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ