帰宅途中に出会いを求めてはいけない
掲載日:2017/09/17
いつもの帰り道、すれ違う人々。
トオルは今日もため息をつく。
駅の前を通ると、耳に入る笑い声。
おや、あそこにいるのは棚田君ではないか。
「よう! 元気ねぇな」
「なんだ、トオルか・・・・・・」
俺に何を求めてたんだよ・・・・・・。
トオルは苦笑いして棚田に聞いた。
「どうした? 財布、落としたか?」
「俺は出会いを求めていたんだ」
「・・・・・・はぁ?」
「わからないだろうな、俺の気持ちなんて」
「おう、サッパリわからん」
さらに棚田は落ち込んだ。




