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アベルside~ユリアよりもシャルを選ぶ。

アベルside


 時は少し遡って。王家主催のパーティーの2週間前くらいのこと。


 私はアベル・ルキアス、ルキアス公爵家の嫡男だ。そして私には婚約者がいる。ローズ公爵家のユリア・ローズだ。ユリアは輝くブロンドの髪に真っ白な肌、ぱっちりとした目にふちどられる長いまつげと、とても美しく、慈悲深く完璧な女性だ。しかし、ユリアは俺に対して好意を抱いていないようだ。私を見る目が冷めているのだ。この前、天使の降臨のときのパートナーになれないと伝えたときも素っ気ない態度だった。


 婚約して“もらってる”身でありえない態度だと思わないか?私は自分から歩み寄ろうとしてやってるというのに。まぁ、いいが。


 そんな私のところに現れたのが、ルミス男爵令嬢のシャルロット・ルミスだ。シャルはピンクブロンドの髪にたれ目がちな大きい目に、ふっくらとした唇、とても愛らしい。


 そんなシャルロットがアベルの心をものにするのはそう難しくはなかった。シャルロットはアベルと出会って1ヶ月もたたないうちに、アベルだけでなく宰相子息ヘンリー、近衛隊長子息アレン、侯爵家子息ケビン、侯爵家子息でありケビンの弟ボブの5人の心を手に入れた。自分の意のままにすることを可能としたのだ。これはシャルロットの思惑通りだった。しかし、そんなことにも気づかないアベルたち5人は、シャルロットに貢いだり、彼女の言いなりになっていたのだった。


 そして彼ら5人は信じられないような話をシャルロットから聞き、しかし愚かにもそれを信じ、意味のない怒りを燃やしていた。その怒りは一体どこへむかうのか……。

 あー、途中で出てきた侯爵家の息子たち、そうケビンとボブ。

 皆様お気づきのあれです。はい。黄色いかわいい子たち。ミ○○ンズです。スチュアートだけ出てない……。ごめんねスチュアート。


 そしてなぜかアベルは婚約してあげてると思ってるようです。ばかかお前。って言いたくなりますよね。わかります。とっても。

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