ユリアはオスカーと仲良しです。
バンッ!という大きな音とともにユリアはオスカーの部屋に入った。
「ちょ!ユリア様!これはさすがに失礼ですよ!」
ルナは人の部屋に許可もなく入る主ユリアに注意するが当の本人は全く気にせずにこにこしていた。オスカーも同じように微笑んでいた。
「大丈夫だよ。ユリアの活発さにはもう慣れたからね。」
慣れるのもちょっと問題だが今は気にしない方がよさそう、と思ったルナはユリアに話をするよう促した。
「ユリア様?パートナーの件をお話ししなければ。」
「あぁ!そうよ!オスカー、天使の降臨のときのパートナーになってくれない?」
ユリアはなぜかオスカーに対しては性格をつくることなく、本当の自分で話している。オスカーもそれに対して何を言うわけでもなく普通に接している。ちなみにオスカーもユリアが王女だとは知らない。
「……?別にいいけど、ユリアのパートナーはアベルじゃないのか?」
「アベルは妹のパートナーになるみたいなのよ。婚約者がまだ決まってないらしくて。」
「あぁ、なるほど。なら喜んでパートナーになるよ。」
「ほんとう!?ありがとう!」
ユリアはにっこりと微笑んでオスカーにお礼を言った。オスカーの頬が少し赤くなったのは気のせいだろう。とにかく、このままでは一人で天使の降臨をしなければならなかったユリアにとってはラッキーと言えるだろう。
「オスカー様、そろそろお時間です。」
「あぁ、そうだったな。このあと用があるんだ。今日はもういいか?」
オスカーは侍女に言われ、答えた。
「えぇ、もちろん。本当にありがとう。」
「どういたしまして。」
そう言って私はオスカーの部屋を出た。入ってきたときとは真逆の迷惑にならないよう、とても静かに。ユリアのパートナーがオスカー・エイベル次期公爵に決まったことで、政治に何か関わるかもしれないが、まぁいっか、と軽く考えるユリアであった。
そして、すこーし時は流れ3ヶ月後。王家主催のパーティー、天使の降臨の日になった。
ユリアとオスカー、意外と仲いいとゆう笑
ユリアのパートナーについては解決ですね!
さぁ王家主催のパーティーのときに何が起きるのか……。
まぁタイトルからだいたい想像つきますよね笑
そして一気に3ヶ月経っちゃいます。すみましぇん(o_ _)o