アイドル未希惨状…参上
作詞は…自作ですが何か?真剣に見ないで下さい
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「和人に借りたDVDは…あったあった♪」
そう言うと強は机の引き出しの中から某アイドルグループのライブDVDを取り出した。
「何回見ても飽きないんだよなぁ」
DVDプレイヤーにDVDをセットした。
マリコに手を伸ばしスイッチを押す…
「あれ?なんだこれ?」
テレビの画面には何故か妹の部屋が写し出された。
その中央に未希がアイドルの衣装を着てピストルを持つような仕草をして立っている。
「どういう事…」
強は唖然としながら画面を見つめた。目が離せないでいた。
『ふっふっふっ点火素敵の君のハートに必殺の一撃を…あ・げ・る♪』
画面の向こう側から聞こえる声、そして仕草は強の大好きな某アイドルの其であった。
「これって…ファイヤーバキューンのセンターを務める風吹ちゃんそっくりじゃないか!」
『いくよ♪らぶファイヤー』
「マジか!?」
未希はいきなりアイドルのスマッシュヒット曲を熱唱し始めた。
♪ 照りつける 陽射しのせいかしら
♪ 君の顔眩しすぎて とても見れない
手のひらをかざしてほら 笑顔こぼれる
♪ 陽炎を追いかける様に 君の姿求めて
♪ らぶファイヤー 焼けるような 恋の季節に
♪ らぶファイヤー この身全て あなたにささげたいの
♪ らぶファイヤー らぶファイヤー 燃える乙女心よ
♪ らぶファイヤー らぶファイヤー 届け君の心に「うぁ…」
完璧すぎるその歌唱力と振り付けに強は驚きの声をあげた。
そして画面越しの未希の姿に釘付けになっていった。