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泥遊びになった

「桐ー、早く水持って来いよ」


「わかってるからちょっと待て」


 こんにちはみなさん。


 俺は今、この一年半でガキ大将に成長なされたシンに言わ(パシラ)れてバケツ一杯の水を運んでいる。


 5歳児の体では結構重い量だ。


 シンめ、後で覚えてろよ・・・。


「桐ちゃん、手伝うよ?」


「大っ丈夫」


 ココロが心配して寄って来たけど、断った。


 俺には計画がある。


 それを実行するには、ココロに手伝ってもらちゃ困るんだ。


「うわっ!」


 何とか砂場まで運びおわった俺はこけるふりをしてバケツごと倒れた。


「あーあ、何やってんだよ」


「桐ちゃんだいじょうぶ?」


 双子のくせに反応が真反対だな。


「う、うん。大丈夫」


そういって起き上がる。


服が少し汚れたけど、問題ない。


どうせすぐ帰るし。


そう、これが俺の計画。


シンが砂山を作りたがっていたから水をぶちまけて駄目にした。


これで帰れる。


「あーあ、こりゃ砂山は駄目だな」


「じゃあ、泥団子つくろ?」

 

え”


「そうだな」


小学生の考え方を舐めていた。


お前らどんだけ遊びたいんだよ!!!

読んで下さり、ありがとうございます。


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