1-6・・・対ゾンビ対策 その2
何か月ぶりでしょう?
はい、2か月ぶりです。
「ねぇ、あなたのお父さんが残した遺品があるんだけど。それはどうかしら?」
とっさにお母さんが答える。
遺品、、、なんだろう? 迷ったら即質問!
「遺品て何?」
俺が聞くと、純が間合いもなく答えた。
「遺品とは、死者が生存中に所有していた財産その他の有形的・無形的価値のこと。転じて、先祖代代受け継がれてきた財産その他の有形的・無形的価値のことをいうこともある(文化遺産、世界遺産など)。
また、遺産に対する所有権その他の財産権の帰属がどうなるかは、各国の民法(相続法制度)やその他の法制度(信託法等)により異なる。 これが遺品だ。」
いやだから、「そっちの意味聞いたんじゃないって。」
全く純は、。
違ったら即訂正。
「俺が聞いたのは、遺品の意味じゃなくて、親父が残した遺品の中身を聞いているんだよ。」
そして純が答える。
「お前の親父さんが残して遺品なんて俺が知るわけないだろ。」
呆れたようにしゃべってくる。
大体お前には聞いていないっつうの。
俺が聞いたのはお母さんだっつうの。
そして話を切り替える。
「で、お母さん。その遺品の中身はなんなの?」
その問いかけにお母さんは、
「それはね」
「それは?」
何かとじらしてくる。
いったいなんなんだ?その中身は。
「それはー。なんと」
早く言ってくれ。
こっちは待ちどうしインだ。
「バン!」
いきなりお母さんが指でよく小さい子がやる鉄砲の形を作ったのだ。
まったくこんな時にふざけて・・・はっ、まさか
俺が驚いた顔をしていると、お母さんが笑みを浮かべて、
「その通り、あなたのお父さんが残していったのはてっぽうよ」
まじか、やったー。 俺は早く見たくてしょうがない。でもまだ我慢だ。
「それって、マシンガンか?」
俺は期待を込めて聞いてみる。だけど、そんな考えは見事身に打ち砕かれた。
「もちろん違うわよ。あなたのお父さんは、H&K XM8を残したのよ。」
・・・まじか。全くのど素人にはわからないだろうが、俺には分かるんだ。
H&K XM8とは何かって?
それは、アメリカ軍の次期制式アサルトライフルとしてドイツのヘッケラー&コッホ社(H&K社)で開発されたアサルトライフルだ。
簡単に言うと、アメリカのためにドイツのH&K社が作った銃だ。 なんで俺がそんなことを知ってるかって? それは俺が武器や爆弾、サバイバル(食料)などが好きだから知らないうちに覚えたのだ。そして、純のほうはというと、あいつはコンピューターや乗り物の運転、けがの治療がすごい。だから俺たちがいればどこでも生きられるのさ。
話が戻るが、H&K XM8の中にもいろいろも種類があるのでその中のどれかを聞いてみることにした。
「ねぇ、H&K XM8の中のどの種類なの」
俺の問いかけにお母さんは意味が分からなそうな顔をしていた。あぁ、お母さんはこの分野について詳しくないから、種類があることを知らないんだ。
「じゃぁ、どこにあるの?」
聞いても無駄そうなので実際に見てみることにした。
久々の投稿です