1-5・・・対ゾンビ対策
何か月ぶりでしょう。
はい、2か月ぶりです。
お姉ちゃんのいるリビングまで行くと、お母さんの言った通り友達と電話していた。
せっかくみんながいるので、今のうちに「作戦会議」を開くことにした。
「おーい、みんな集まってくれ。」
俺の一言でみんなが集まってくる。お姉ちゃんはまだ電話しているので,お姉ちゃんは抜きでやろ
う。
さて、どうしたものか。映画とか小説、ゲームなどではまずは武器調達だな。よし、決めた!
切り替えが早い俺は、直ちに決めた。
「よし、みんな聞いてくれ。」
「まず、これからの行動について決めようと思う。」
「で、どうすんだ?」
呆れたように、純が聞いてくる。
「俺はだな、今世の中がこうなっているから、生き延びるために一番大事なのは武器と食料だと思う。」
「ああ、俺もそう思う。」
いつも通り純が賛成してくれた。
「いいね!契兄ぃてんさーい。」
続いて美海も賛成してくれた。
「あら、いいじゃな~い。」
すると、お母さんが空気を読んだように、ぶっきらぼうに答えた。
ああだこうだしているうちに、友達との電話を終えたのかお姉ちゃんが帰ってきた。その顔はなんだか暗かった。理由を聞いてみようとすると、純に止められたのでやめておいた。
(余談だが、お姉ちゃんの友達は電話している最中に「今までありがとう」といって電話を切ったらしい。その後どうなったかは、俺の知ったこっちゃない)
そして俺は皆に問いかけた。
「まず武器だ。どうしたらいいと思う?何か思いついたら手をあげてくれ。」