転生して見た世界
僕は歴史が好きだ。
めっちゃ好きな人ほど何か知っているわけではないが、歴史のゲームをやったり本とかを読んだりする。
ある日、歴史の動画を見ていたときのことだ。
「今回は日本が第二次世界大戦でどうやったら勝てたのかについて話したいと思います!」
満州を取ったからって調子に乗りすぎたんだ。
中国に勝てるわけがないだろう。
そうして、自分ならこうしたのにと考えながら寝た。
起きたときになんか変なのが天井についていた。
自分の家じゃないのか?
「起きてください。会議ですよ。」
突然話しかけられた。なんだろうこの人は。
軍隊のコスプレか?なんの用だろう。
「陸軍大臣様、遅れてしまいますよ!」
えっ?どうなっているんだ。こいつはコスプレをしているわけではないのか?
あたりを見回す。どうやら本当に家じゃないようだ。
取り敢えず会議とやらに行ってみるとしよう。
しかし本当にどうなっているんだ?コスプレじゃないようだしな。じゃあこいつは本物の軍人ということになる。しかもこれは昔の日本軍の軍人だ。もしかしたら最近流行っている漫画とかの異世界転生ってやつか。いやありえない。じゃあこれは夢だ。多分。
「着きました。」
まあ取り敢えず会議に参加してみよう。
会議室に入り、席に座る。新聞が置いてある。
「!ばらさよ盟連」
文字が逆になっててめっちゃ読みにくい。
でもこれは見ただけでわかる…この世界は国際連盟を脱退した後の世界のようだ。
「中国に対する対応をどうしますか?」
質問された。
「日中戦争はしない!盧溝橋事件は起こさない!」
と答えた。
「盧溝橋事件とは何でしょうか。」
そうだった。盧溝橋事件はまだ起きてないから言っても何かわかんないんだ。
「とにかく日中戦争はしないということですね。」
「そうだ。」
おお。そうか。自分は陸軍大臣だから色々できるのか。記憶のこってるしこれは日本大勝利の世界を作れるのでは?日中戦争を阻止した。これは大きいぞ!
ある日突然、緊急会議が開かれた。
「突然なんだ?」
「関東軍が勝手に日中戦争始めました!」
…なんてこった。どうする。いや、まだ焦るときではない。関東軍を何とかすればいいのだ。
「関東軍を全力でなんとかする!」
「なんとかするってどうするんですか!」
「止まるよう指示する。」
「わかりました…」
どうする。これで止まるわけがない。
かと言って武力で無理やりとめる決断をする勇気はない。
結果として日中戦争は止められなかった。
どうする。どうする。いや、勝てばよいのだ。
じゃあどうやって勝つ?時間をかければこちらが不利になる…じゃあ短期決戦だ。相手にかなり譲歩させてもいいから戦争を終わらせることを考えるのだ。
攻撃しまくるしかないのだ。
しかし思っていた以上に中国軍は強かった。
ゲームのように簡単に包囲することなんてできないし、敵の数が見えるわけではない。直接指示できるわけでもない。
大丈夫だ。アメリカさえ参戦しなければ。
いつかは勝てるはずなんだ。
1941年12月8日、真珠湾攻撃は行われなかった。
しかしアメリカは結局参戦した。
もうどうでもいい。負けだ。
ミッドウェー海戦の後、抵抗を続けたが1945年史実より少し早く原爆は落ちた。自分は知っている。この後の東京裁判で自分は死刑になるだろう。だから降伏などしない。戦い続けるしかないのだ。
1945年9月15日、僕は殺された。
初めてのやつです。
歴史好きですけどこれの主人公みたいにめっちゃ知ってるわけじゃないので間違ってる所も多いと思います。




