表裏一体
ここは平和な国メルトキオの首都バルサ
その裏路地にクリーム色の髪の毛をした天然っぽい少女が向かう
「おねぇちゃん!!」
その裏路地には目付きが悪い黒髪ロングストレートの少女と、その少女に首を掴まれてる男性の姿があった
「あらブロンシュ、相変わらず早いわね」
「早いわね…じゃないよ!その手を離して!ノワールお姉ちゃん!!」
クリーム色の少女の名前はブロンシュ、目付きが悪い方をノワールと言うらしい
「毎回毎回言ってるよね!カツアゲはよくないって!」
「あら、言われてたかしら…」
男性を放って2人で会話するブロンシュとノワール
「い、いいから…離してくれ…」
「ほらお姉ちゃん離して!」
「仕方ないわね、ブロンシュには敵わないわ」
ノワールは男性の首から手を離し、ブロンシュが男性を介護しようとしたが、すぐに逃げてしまった
「あら、逃げられたわねブロンシュ」
「もう!!お姉ちゃんが悪いんでしょ!帰るよ!!」
ブロンシュはそういうとノワールの手を引いて歩き出す
バルサは平和な国メルトキオの首都で、白色の煙突付きの建物が多く戦争もなく、犯罪も少なく、街のみんなが楽しく暮らしていた
そうこの2人を除いて…
「お姉ちゃんいい加減にしてよね!前は無銭飲食、その前は万引き、その前はカツアゲ、その前は…えっと…」
「恐喝よ」
「そう!恐喝!いつもいつも私が謝ってるんだからね!」
ブロンシュがノワールの説教をしつつ、街並みを急いで帰っていく
「毎回、別に謝らなくても困らないわよ」
「私は困るの!!まったく!!」
そんな話をしつつ、家へ向かおうした時に
「あーっはは!我らダークネス!この平和な国メルトキオを征服しにきたのである!!」
街中の大きな時計台からその声がどうやってか町中に聞こえ、黒い服を着た軍団が街中で次々と人を攫い、悪行を尽くしていた
「ダークネス…!?お姉ちゃん早く家に帰らないと…」
「メルトキオを征服…!!興味あるわ!私も混ぜてもらおうかしら!!」
ノワールが恐ろしくキラキラした目をしていて
「お姉ちゃん…??なに言ってるの??早く帰ろ」
ブロンシュがノワールの手を引く
「ブロンシュ、あなたは私の敵になるわ、いつか本気で私を止めてごらんなさい」
そう言ったノワールはブロンシュの手を払いどこかへ逃げていった
「お姉ちゃん待って!!」
ブロンシュが追いかけようとしたが、ダークネスの攻撃が激しく、断念し、家へ向かうことにしたのであった
次回、ノワール契約、魔法少女シロップ??