自己流転移?
特訓開始?
「特訓っていってもどーしよっかなぁ
てかここってダンジョンのどこだろ?
落ちたってことは下のはずなんだけど...
さっきから生き物の気配すらないんだが?」
海斗は気付いていない。
先ほどの魔力は負の感情が多くをしめていた。
結果、殺気すら生ぬるい覇気のようなものが階層中に広がったのだ。
もちろん魔物達は逃走した。
しばらくはこの階層に何かが来ることはないだろう。
「まいっか、そんなことより特訓だ。...あ、それよりスキルがどうとか言ってたな、...ステータス」
ステータスが表示される。
っとスキルスキル...あった
「呪いの王の説明は何度読んでもチートだよな...
まぁ取得条件に見合うまでのもんはあるか。死ぬかと思ったわ、ん?続きがある?」
...このスキルにより、付属効果-不老不死を発動します。
は?
ちょっと待て、落ち着け、おれ...
「不老不死ってあの不老不死だよな...
そっかぁフロウフシねぇ」
俺は考えるのをやめた。
「それより特訓ってどーやるんだ?城ではサンドバッグだったし、鍛錬とかしたことないぞ?
いずれにせよここはまずいな、今は何故かいないが魔物達がいつ来るかわからない。どうする?考えろ...
ここじゃいつか死ぬ...」
おれは考えを巡らせる。
地球で読み漁ったラノベと漫画の知識を最大限に...
そういえば自分だけの亜空間?時空間?みたいのがある...とか何とか書いてたような...いや、あってもどうやっていくんだ?
転移魔法?いや、できたとしても却下だ、俺達の才能をを起こしたとかいう女神が見張っているかもしれない、このスキルは神でも持ってない以上、下手に目立ったら狙われるからなぁ
「まぁやってみるか。ポーション改造で魔力操作は何とかなるし。」
魔法は...転移魔法とか知らんし、自分なりにやるか。
俺は目に魔力を集める。
あれから二時間後、ようやくイメージが掴めてきた。
よし、いい感じだ。イメージしろ、
大きくなくていい、空間を割いて...入り口を、造る!
ーブォンー
「はぁ、はぁ、...できた、のか?」
精神的に疲れた。何だよこれ、やべーな。
「入り口はできても...向こうって何があるんだ?
...まぁいいか、何とかなるだろ」
俺は特に気にせず進んだ。
出口はすぐ見えた。安心していた俺だったが...
「は?」
俺は言葉を失った。
そこに見えたのは...
草木何一つない荒野だった。
また日空くかもしれません。
すみません。
特訓はまだ先ですね