表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レクス オブ マジック  作者: 河
異世界
12/39

奈落

投稿遅れてすみません

「...ッ!?」


くそがっ!嘘だろあいつら!?

ほんとにやりやがった!


とにかく逃げるしかない!


とにかく橋の先まで走る


「え!?桐生君!どこいくの?」


白海が叫ぶ


「あのカスどもにデコイかけられたんだよ!?俺が囮になるから早く逃げろ!やりたくてやってるんじゃないんだよ!」


「ッ!?」


白海がことばを失う。


「あいつら...どこまで腐ってるのよ!」


加山も怒っているようだ。


「何であの二人が...?」


上代はなぜか混乱している。


「いいから行け!敵はデコイで俺に来るんだ。早く離れろ!」


そう行って走り出す。


「桐生君!まっ「穂花!桐生が囮になってくれてるのよ?いくなら今しかないわ」...ッ」


白海は言葉が続かなかった。


「...でも、でも桐生君は鬼塚君たちに無理やり!...」


白海が言葉を絞り出す。


「わかってるわよ。そんなことくらい、だけど今こうなった以上、桐生の無事を祈ることしかできないわ。...それにしても、橋の先まで走らされるってどういうこと?あの先は落ちた橋の他には何もないのよ?」


加山が冷静に判断していく。


「それより今は走れ!二人とも!」


上代が叫ぶ。


「行きましょう、穂花。」


「...ッ、うん」





みんな避難したか...俺もここまで来れたが、どうすればいいんだ?この先はそこが見えない真っ暗闇だし...


「ご苦労だったな。無能」


「ほんとにそこまで行くとはな」


「ハハッばっかみてぇ気付かねえのか?あいつ」


鬼塚と佐伯がそのつぶやいた。

あと一人は葉山勝。小柄だが素早く、筋肉もある。

ランクはBで、暗殺者だ。


気づかない?おれが?何をだ?

この道に先はなく、進めばただ落ちるだけ。

...囮...無能...崖...


「...!まさかお前ら!」


俺はあいつらの真意に気付き叫ぶ。


「ご苦労さん、じゃあモンスター共々死んでくれ。奈落の底でな。じゃあ言い残すことはあるか?デコイは解除したからしばらくオーガどもは混乱してるから大丈夫だが...勝」


「はいよ〜」


ービュッーー

ーグサー


「ガァァァァ!」


足に来る激痛に足が止まる。しかも体が痺れて...麻痺してる?


「本当に城の麻痺薬ってのは強力だなぁ少量でこれかよ。」


葉山が感心したように言う。


「これでよし、さぁ言い残すことはあるか?骨は拾ってやれねぇが、負け犬の遠吠えってのも悪くねぇだろ?」


鬼塚が心底楽しそうに言った。


「んなもんねえよ、さっさとしろよお前らみたいなゴミ、視界にいるだけで気分が悪い。」


俺は憎しみを込めて言い切る。


「よくわかったよ、最後までつまらねぇやつだ...お前ら、やるぞ。」


ーーーーーッ


3人が同時に魔法を放つ


ックソ、あいつら全員魔法使えんのかよ...

でもお前らじゃオーガは吹き飛ばな...軌道がおかしくないか?これじゃ当たる前に地面に...


ボカァァァァァァン


爆風でまとめてかよ...カスどもが!

絶対復讐してやる!

ただじゃ殺さねぇ!俺以上の地獄を与えて殺す!



そう誓って俺は奈落へ落ちていった。



次回!

主人公の運命は?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ