表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

短編とかその他

力押しには力押しで

作者: リィズ・ブランディシュカ
掲載日:2021/10/13





 力がないと嘆いた人々は、答えを見つけた。

 力さえあれば、いいのだと。




 この世界には、虐げる者と虐げられる者がいる。

 俺達は虐げられる者だから、地べたに這いつくばって生きていなければならない。

 しかし、虐げる者は天空にある城で悠々自適に過ごしているのだろう。


 やつらをこの地べたに落としたい。

 空を飛ぶための羽をむしって、みじめにしたい。


 けれど、どんなに願ったって、それを叶えるための方法がなければどうしようもない。


 でも、ある日俺達は手に入れた。


 強力な武器を。


 空を飛ぶ、あの忌々しい羽虫を打ち落とすための、手段を。


 谷底の、さび尽きた鉄のコンテナの中で。


 どうしてそれがあったのか分からないけれど、俺達はその武器を使う事にした。


 すると、その一撃は強力だった。

 撃ち落されたち羽虫達は一瞬でバラバラになっていった。


 もっと苦しむ姿を見たかったのに、それが叶わないのが不満だ。


 でも、いい。


 俺達の頭上でうるさくとびまわる虫なんて、いないに越したことないんだから。


 そのうち、羽虫達はもっと上の方に逃げていった。


 それで、二度と俺達の前に姿を現す事がなくなった。


 ざまぁみろだ。


 もしまた来るようなら、打ち落としてやる。





 虐げられる者達から、思いがけない反抗をうけた者達は、空の果てでわずらわしい思いをしていた。


 虐げる者達が遠い昔に落とした砲台が、拾われてしまったようだ。


 しかし彼らは不快感をしめすだけで、慌てはしない。


 技術の進んだ今なら、あの砲台よりもっと威力の強いものがあるからだ。


 すぐに勢いついた地上の蟻たちを一掃できるだろう。


 力がある。

 だから負けはしない。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ