表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/1

1話、幻覚かな?

未だ長文タイトルは強い筈・・・・・・!!!筈筈筈筈筈筈筈筈筈!!!!!!!!!!!!!

 ━━神よ! 何故我らを苦しめる! 何に怒りを抱かれるのか!?

 ━━どうか私達を・・・・・・どうか・・・・・・お救いください・・・・・・

 ━━何故! どうしてお答え下さらない?! 我らはこんなにも・・・・・・こんなにも貴方様を・・・・・・

 ━━僕達の滅びこそ、大いなる御意志なのでしょう・・・・・・

 ━━お母さんが直接、神様にお願いしておくからね。きっと大丈夫よ・・・・・・


「━━ッ!」

 ・・・・・・クソが、やっぱり思い出せない。

 胸糞悪い悪夢だった。それは確かでも、それだけだ。

 クソったれが・・・・・・・・・・・・


_φ(・_・〈場面の切り替え


「お兄ちゃん? 面接どうだった?」

「おぉ、お帰り。良い感じだったぞ? 採用なら三日以内に連絡するって」

「へぇー良かったじゃん、で、どの服着てったの?」

「普通にシャツとチノパンだよ」

「洗濯に出てないけど? どこにあるの?」

「もう洗濯も乾燥もして仕舞ってあるんだよ」

「よく洗剤の場所分かったね?」

「当然だろ? いつも感謝一杯にお前の行動を見てるんだよ、俺は」

「でも洗剤減ってなかったよ? ボールタイプだから間違いなく減ってない」

「あれ? そう? あぁ、そう言えば今日は帰りに洗剤を買ってきてそれを使ったんだったっけ」

「私に電車賃借りたヒキニートがどこからそんなお金出せるの?」

「面接に行くだけで━━」

「ねぇ、私に嘘ついてんだよ? 分かってんの?」

「ハハハ、嘘だなんて言わないでくれよ、引き篭もってたせいで夢と現実を間違えただけでさ、悪気は無いんだよ、ゴメンゴメンゴ。間違えちゃった、今度から気をつける」

「・・・・・・はぁ・・・・・・ホントゴミだね。死ねば良いのに」

 嫌悪と侮蔑を一層強く著し部屋を去る少女の背中に男が言い足す。

「面接は夢で、今日はついさっきまで昼寝してたんだったわぁ〜燐のお陰で思い出せた、ありがと〜」


_φ( ̄ー ̄ )〈場面の切り替え


「は・・・・・・?」

 影? が床から生えて揺らめいてる━━

 ━━それは玄関から、俺を見てるように思う・・・・・・ゆっくりと大きく━━

 ━━違う、近づいてきてる?

「なんだあr・・・・・・ッ」

 恐怖心は右へ全力疾走させた。

 ついさっきまで俺が立っていた場所には黒い靄━━目なんか無いけど、目が合った━━

 ━━恐怖で胸が冷たくなる━━

「なんだよッ! クッソ!!」


ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3〈分かるだろう? 場面の切り替えさ


「っはァ・・・・・・はぁ・・・・・・ハッ・・・・・・ハッ・・・・・・ハァァァァ・・・・・・」

 広々とした草原に一人、汗だくの男は息を整え周囲を見回した。

「・・・・・・訳わかんねぇ」


(^_^;)〈分かるね?


「居た・・・・・・異世界人・・・・・・フヘっ」

 不気味な笑みを浮かべ、随分とやつれた男は遠い人影へフラフラと歩み寄る。

 涙は流れずとも、男は泣いていた。


_(┐「ε:)_〈分かれ


「起きたかね、ならこれを飲みなさい」

 嗄〈しわが〉れた男性の声で男は目の前の水に飛び付いた。

「あぁ、そんな勢いで飲むと━━」

「グゥッ! ヴウウッ!? っグぁぁ・・・・・・」

「━━腹が痛くなるが、まあ暫く耐えれば治る。胃が痙攣しとるだけじゃからの。ガンバレ」

 男は二分ほど腹を抱えて呻きを上げて蹲っていた。

「そろそろ痛みも引いたじゃろ? ゆっくりそれを飲め。だがその前に、お前さんは一人か? それだけ教えとくれ」

「ひ・・・・・・一人だ」

「そうか。ワシはチョイと出るが、それ飲んで待っとれ」

 言うが早いか嗄れ声の男性は天幕を出て行く。

 残された男は危機感と諦観、そして微かな希望を抱き喉を潤すため水を飲み続けた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ