表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/24

第6話 土竜

土竜との遭遇で、キャラバンは、大混乱となった。

馬車の馬は、怯えて走り出しているし、商人も逃げまどっている。

護衛の傭兵達は、というと、

リーダーの指揮の元、商人達から遠ざけるため、土竜に挑んでいた。


「へ~、何かあると真っ先に逃げ出す傭兵がいるって聞いていたけど、

なかなか勇気あるなぁ。。でも。。」


一人の傭兵が、吹き飛ばされ倒れこんだところに、土竜の前足が襲い掛かる。

「うあ~~~」


「ウォーターランス!」

水の槍が、土竜の前足を貫き、弾みで、土竜は、地しびきをあげて横倒しになった。


何が起こったか分からない傭兵は、目の前に立っている少年を見上げる。

「あんた。。」

「早く下がって」


土竜は、前足の痛みに咆哮をあげながらおきあがり、怒りのまなざしを僕に向けてきた。

「さて。。どうやってするかなぁ。。」

実家近くの森で、これまでも大型の魔物は、狩ってきた。

熊に似た「レッドアイズベアクロー」は、最初の頃は、手こずったが、最近では、

瞬殺出来るようになっていた。

が、竜は、初めてだ。

ただ、まぁ、さっきの「ウォーターランス」が効いてるし、何とかなるだろう。


少し離れたところから、傭兵のリーダーは、様子を伺っていた。

出来れば、早くここから離れたいところだが、少年一人残して逃げ出しては、

悪い評判がたって、今後の仕事に関わるし、何より自分自身の矜持に反する。

とはいえ、何か出来る訳でもなかった。

「しかし、あの少年は、なんなのだ。」

王都の魔法学院に入学する「魔法師」だとは聞いていた。

しかし、あの少年、土竜を前にひるんだ様子もないし、先ほどは、土竜に一撃を加えていた。

聞いた話では、竜一匹に対するに、「魔法師」100人で掛かって倒せるかどうかだそうだ。


「さて、いろいろ試してみるかな。。」

この後、伝説となる土竜との闘いが始まる。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ