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こじらせ系

「参加者の運命を分けるルーレットが今、回り始めたぁ! おおっと! 円盤の側面を走っていた玉が落ちて、三十六個のポケットの一つに入る! さあ、今回は何番だ!」

 惰性で回転していたルーレットがゆっくり止まると、玉の入ったポケットの番号が明らかになる。

「来たあ~! 十五番! 今日の当たりは十五番の――――」


 そこまで言ったとき、眼鏡がトレードマークの委員長が、うんざりしたように手を挙げて、続きを遮った。


「先生。教科書を音読する生徒を、いちいちルーレットで決めないでもらえますか。時間が掛かりすぎです」

「先生ではない! 今はゲームマスターと呼べ!」


 後日、教師ゲームマスターは、校長からこっぴどく叱られ、反省文という、いたって現実的な処分を受けることになった。


         終。

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