諦めたく……ないんです…っ!!!
駿(危ない…っ!!!
[ギュン…ッ!!!!!]
駿(え…!!?
魔獣が両方のトゲ付触手を振りかぶり、それを一気に降り下ろす。
その瞬間、真横から風圧とプレッシャーを同時に感じる。
高速で何かが飛び出して、魔獣とクロ、エリーゼの間に一線を引く形で塞ぎ立つ。
それがあのノエルだったということを俺は瞬時に理解できなかった。
[ガッギィィィ…ッン!!!!!!!]
クロ(うあっ…!!?
エリーゼ(んわっ…!!?
トゲ付触手からの攻撃を、魔獣の前に塞ぎ立ったノエルが防御する。
自身の魔力で巨大な盾を錬成してギリギリ魔獣の攻撃を受け止めることに成功した。
ノエル(ん…っ!くっ…!!盾・創製…!!
クロ(くっ!?ノ、ノエル…!?
エリーゼ(ノエルん…っ!!?
駿(……ッ…!!?
ノエルは…、さっきまで俺の真横で怯えていた…。
怯えて、震えて、動けなくて…、、、
クロやエリーゼは例外として、あんなデカイ怪物と対峙して怯えるのは当然の反応だ。
そう、さっきまで怯えて震えていた女の子が瞬間、怯えの元凶だった怪物に立ち向かっていくなんて俺には予想できるハズもなかった。
だから瞬時に理解できなかった。
FHQ(キシャァアァア!!!!!!
ノエル(うっ!?くぅ…っ!!
リリ(ノエルさん…!!
…怯えていたはずだった。
…震えていたはずだった。
…体だって恐怖で動けなくなってるって思ってた。
なのに…、何故…?
ノエル(私が…、、守る…、、、!
駿(え…っ!?
ノエル(クロちゃんと…!エリーゼは…!私が守る…!!!
理由なんて、口に出してみれば簡単なことだった。
けれどそれは強い意志がなければ成立なんてしない。
行動に移せるかどうかは自分自身が決めることだ。
迷うこともなくそれを瞬時に決め、ノエルは行動に移した。
仲間を…、友達を救う為に…。
駿(ノ、ノエル…ッ!!!
FHQ(キィィィシャアァァァ…ッ!!!!!
[ググッ…!!!ギギギギギ…ッ!!!]
重い攻撃がのし掛かり、徐々に魔力で創製した盾が歪んでいく。
攻撃の振動波がビリビリと大地を震わせると同じく、ノエルの表情が段々と険しくなっていく。
[バッ…!!バッ…!!キ……ッン!!!]
ノエル(う…!?あっ…!?クロちゃん!?エリーゼ!?
クロとエリーゼはノエルの盾に防御系魔法陣を重ねる。
魔法陣を重ねたことにより盾に強度が増し、魔獣の攻撃の侵攻を防ぐ。
クロ(ありがとう、ノエル!!おかげで助かったわ!!
エリーゼ(大丈夫!?ノエルん!?
ノエル(う、うん!2人こそ平気!?
エリーゼ(ふふ~ん♪あんなのではやられないよ~♪
クロ(くっ!けど3人でギリギリ抑え込める状態よ!!あんまり芳しくないわね…!!
FHQ(キシャァアァア!!!!!!
[ググッ…!!ギギギギギ…!!!!]
ノエル(うっ!?うう…っ!!
クロ(くっ!?ぐっ…!!
エリーゼ(ぐぅ!?ううぅ…!!
咆哮と共に魔獣の攻撃に込める力が強くなっていく。
再び盾がミシミシと軋みながら歪んでいく。
リリ(……っ!?このままでは…!皆さん!ここは撤退してください…!それはL級ハイドラです…!これ以上は…!
ノエル(ま、待ってください…!!!
リリ(え…?
険しい表情のままノエルはリリの言葉を遮って言葉を続ける。
ノエル(ご、ごめんなさい…、リリ先生…!で、でも…!まだ、やれます…!まだ…、頑張れます…!!
リリ(し、しかし…!
[ギギギ…ッ!!]
ノエル(期待に…、応えたい…!
リリ(え…?
[ギシィ…ッ!!!]
ノエル(うっ!?くっ!!駿さんの…、期待に応えたいんです…!!情けないところ…、見せたくないっ…!!!
駿(あ…っ!?ノ、ノエル…?
ノエル(リリ先生以外で、初めて私達を認めてくれて、受け入れてくれた駿さんに、少しでも安心してもらいたい…!だから…!!!
[キ……ッン!!!!ギギギギギ!!!]
ノエル(諦めたく……ないんです…っ!!!
駿(……っ!!?
[ググ…ッ!!]
クロ(ん…!そうね…!主人がしゃんとしてなきゃ下僕に示しがつかないものね…!!こんなところで負けてられないわ…!!!
エリーゼ(うん…!!エリーゼも…!まだ負けてない…!!!もん…!!!
[キィィィ…ッン!!!!!]
魔獣の攻撃による侵攻が止まった。
ノエル達の魔力がより濃く盾と魔法陣に流れ込み、魔獣の攻撃を押し返す。
FHQ(キシャァアァア!!!?
……俺の存在が、ノエル達にとってこんなにも大きいものだなんて思わなかった…。
ノエル達は俺なんかよりずっと強いのに…。
力がないのは俺の方なのに…、、、
ただ俺が…、皆の使い魔ってだけで…。
ただ俺が…、期待したからってだけで…。
ノエル達は、それに…、応えたいって…、、、
俺は…、何やってるんだ…?
俺は…、彼女達に何をしてきた…?
見てるだけ…?
驚いてるだけ…?
なんとなく…、認めただけ…。
受け入れただけ…。
流されてる…、だけ…?
振り返ってみれば…、俺は何にも変わってない…。何にもしてない…。
「変化」が欲しくて決心した…。
けど本当の「変化」は…、決心しただけじゃ得られない…。
それはノエルが教えてくれた…。
俺に示してくれた…。
行動に…移すこと…。
決心して…、それを行動に移して初めて…、「変化」できる。
俺はまだ、彼女達に何もしてあげられてない。
俺に…、できることをやる…。
それが少しでもノエル達の役に立てるなら…。
それが…、「変化」に繋がるなら…!!!
俺は…!!!!!
FHQ(キシャシャアァア…!!!!!
[グギギギ…ッ!!!!ビシィ…!!!!]
ノエル・クロ・エリーゼ(あっ…!!?
[バッ…!!!]
リリ(……っ!!? 駿さん……!!?
攻撃を防いでいた盾と魔法陣に亀裂が入る、それをきっかけに俺は3人へと駆け出していた。
なりふり構わず、ただ一心不乱に…。
リリ(駿さん…!?
何かができるって訳でもない…。
ノエルみたいに直接力になることは今の俺には出来ない…。
だけど、何もしないより遥かにマシだと思えた。
リリ(危険です…!戻ってください…!
もちろんリリの声は届いていたし、無理矢理動かしただけで足は駆けている途中もガクガクと震えていた。
けれどそれでも止まる気なんてなかった…。
俺は走った、出来るだけ早く、
ただ…、力になりたいっていう願いのままに…。
[ズザッ…!!!]
駿(ハア…!!ハア…!!ん…!!!ノエル…!!!クロ…!!!エリーゼ…!!!
ノエル・クロ・エリーゼ(え…!!?
目一杯近づいて、力一杯の大声で俺は3人に叫ぶ。
ノエル(しゅ、駿…、さん…?
クロ(ばっ!?何してんのよ…!!?
エリーゼ(危ないよ!?お兄ちゃん…!?
3人が不安な様子でこっちを見る。
正直立ってるだけでいっぱいいっぱいだった。
息切れだってしてるし、心臓の動悸が今までにないくらい激しくなっている。
けどそんな頼りない姿を見せるために俺はここに来て、ここに立ってるんじゃない…!
駿(ん…!!聞いてくれ…!!俺に作戦がある…!!!
クロ(さ、作戦…!?
駿(俺にはまだこんなこと言う権利なんてないのかもしれない…!けど何もしないなんてもう嫌だから…!!少しでいい…!皆の役に立ちたいんだ…!!!
ノエル(駿…さん…!
駿(皆が俺の期待に応えたいって思ってくれるのと同じで、俺も皆の期待に応えたい…!!今俺に唯一出来ること…、それは皆の事を信じることだ…!!俺はみんなを信じる!!だから俺のことも信じてほしい…!!!俺は…!皆の使い魔だから!!!
伝えたいことを力一杯に叫んだ…。
今俺に出来ることは、皆に期待すること…、皆を信じること…。
諦めたくない3人の気持ちを受け入れて、その気持ちを尊重することが、今俺に出来る最大限の仕事だと思った。
そして3人は…、それぞれ俺の言葉に応えを出してくれた…、、、
ノエル(ん…!わかりました…!私…、駿さんを信じます…!!
クロ(ふん!下僕のくせに生意気ね!けどその心意気を無下にするほど私だってバカじゃないわ…!!!
H〈イコールOKってコトっすね♪〉
エリーゼ(モチのろんろん!!お兄ちゃんは私達の使い魔さんだもんね!!!
駿(あ……っ。
嬉しかった…。
ただその言葉が頭にポツンと生まれ、一気に頭の中と心を満たしていった。
胸が熱くなり、無意識のままに手をぎゅっと握りしめていた。
誰かと認め合えること、信じ合えることがこんなにも安心を感じさせるなんて…、、、
状況は最悪なハズなのに、何故か笑みまでこぼれて…。
負ける気がしない…。
今ならなんだって出来る…。
そんな気がした…。
溢れた感情は喉を通して、ただひとことを紡いだ。
駿(……ありがとう…!
ぽつりと、しかし響く声で、俺は3人に溢れた感情を伝えられた…。
それに応えるように、3人は笑みを返してくれる。
[ザッン…!!!]
3人と言葉を介している最中に、リリは俺の数メートル後方へと移動し、着地する。
[キィィィ…ッン!!!ギギギギ!!!]
リリ(……っ!? 3人の魔力反応が大幅に向上している…?…一度押し負けた力を再び押し返す程に…?)
恐らく…、この「変化」は彼の影響…。
魔力の降り幅は感情に大きく左右される…。
これは、お互いを認め合ったこと、信じ合ったことによる一時的な魔力値の上昇…。
この「変化」自体はそう珍しいことではない。
……しかし、それさえも本来は信頼関係があってこそ成り立ち、初めて形に成るもの…。
この「変化」をこの短時間で成せること…。
それそのものが彼の影響だとしたら…。
FHQ(キシャアァァア…!!!!!
駿(ん!ノエル…!さっきのハンマー…、もう一回出せるか…!?
ノエル(え?
リリ(……っ!?駿さん…!?何を…!?
駿(今なら魔獣の脳天に叩き込める…!できるか…!?
ノエル(は、はい…、でも…っ!
それは…、、、!
リリ(いけません…!!
駿(!? リリ…!?
思わず大声を出してしまった…。
私には似つかわしくないほどの…。
しかし、彼の突然の発言に大声を出さずにはいられなかった。
彼は驚いた顔で私の方を振り返る。
私は自らの動揺を抑えると共に冷静な口調でしかし強い言葉で彼に諭す。
リリ(現状、3人の魔力で辛うじて敵の攻撃を受け止めている状態です…!今他に魔力を割けば受け止めきれなくなります…!それにノエルさんの魔力消費も…!!
駿(!?
そう…、彼が知らないのも無理はない…。
特殊な固有魔法の恩恵もあり、ノエルさんは高等な錬成魔法を使用することが出来る。
それにより自らが思い描く限りの武器を錬成、それを駆使して戦える…。
元々、潜在的に多くの魔力値を備えているノエルさんですが、魔力の調整にムラがあり、連続的な錬成魔法が使用できない…。
使用したとしても多大なる魔力消費により体への負担が大きく、力をコントロール出来ずにオーバーロードしてしまう可能性も十分に考えられる…。
その可能性を重んじた結果、私は彼の発言を否定し、止めた。
これは正しい決断…、、、
教官として…。指導者として…。
…しかし、彼は…、一瞬驚きこそすれ、動揺も曇りもない瞳を真っ直ぐ私に向けてきた。
そして……、、、
駿(………それでも俺は…、信じたい…!ノエル達を…、信じたいんだ…!!
リリ(…っ!?
駿(3人が諦めてない限り…、俺はただ信じてやりたい…!!だから…!!!
……論理的でもなく、ただそうしたいからというだけの感情論に頼った理由。
しかし、それだけに留まらない何かを私は感じた…。
力強い意思と、それに相応する真っ直ぐな彼の瞳に…。
そのせいか私は…、彼の発言を許可していた…。
無意識に…、しかしまるで根拠があるかのような安心感を抱きながら…、、、
駿(……ん…!!
リリ(……ん…。わかり、ました…。私も駿さんを…、いえ…、皆さんを…、信じます…。
駿(あ…っ。ん…♪ありがとう…、リリ…!
彼は私の肯定を聞くと直ぐに3人の魔法少女に向き直り、指示を続ける…。
駿(ノエル…!もう一回言うぞ…!出来る限りでいい…!!錬成して叩き込め…!!!
迷いのない言葉、それに彼女達も応える。
彼と同じ…、迷いのない瞳で…。
ノエル(ん…!!はい…!!!
クロ(守り(こっち)は何とかするわ…!!その間に決めなさい…!!
エリーゼ(やっちゃえ!!ノエルん!!
ノエル(うん…!!鎚・創製…!!!
[キィィィ…ン!!!パアァァァ…!!!]
巨大なハンマーが魔獣の頭上に錬成されてゆく。
同時に3人を守るシールドの強度が落ち、押さえつけていた魔獣の力の侵攻を徐々に受けていく。
クロ(ぐっ…!!このぉ…!!!
エリーゼ(負けない…、、、ぞーーー!!!
[ギギギ…!!ミシミシ…!!!]
クロとエリーゼがノエルの分の穴を埋めるために頑張ってくれている。
けどそう長くは保たない…。
その頑張りに見合うべく、ノエルは迅速にけれど確実に錬成を完了させる…!
[キィィィ…ッン!!!!!]
ノエル(鎚錬成完了…!!行きます…!!!
駿(ああ…!!!
FHQ(グア…!!?キシャアァァア…!!?
頭上からの異質なプレッシャーを感じ、魔獣が一瞬おののく。
[キ……ッン…!!!!]
ノエル(Dokkant:Hammer(ドッカント:ハンマー)……!!!!!!
[ブゥオァァァ…ッ!!!!!!]
FHQ(キシャシャアァアア…ッ!!!?
[シュルルルゥ…!!!!!!]
[バギィィィ…ッン!!!!!!]
駿(……!!!
リリ(あ……っ!!?
ノエル(そん、な……っ!?
魔獣の脳天に叩き込むハズの一撃が盾型の触手に防がれる。
3人への攻撃に使用していた2本の盾型触手の内1本を瞬時に防御に使用したのだ。
FHQ(ギギギギィ…!!!!
リリ(駿さん…!!
……失……、敗……、、、!?
駿(まだだ…!!!クロ…!!エリーゼ…!!
リリ(え…っ!!?
[バギュン…!!!!バギュン…!!!!]
駿(ん…!
……こいつの…、魔獣の反応速度が速いのは分かってた…。
エリーゼが先攻した時も、クロが攻撃した時も…、魔獣は瞬時に対応した。
対応出来る瞬発力を持っていたからこそできる一瞬のスキ…。
それがこの瞬間…!!!
クロ(ふん…!!そういうコトね…!!!
エリーゼ(にひひ…!!おっけー…!!!
…巨大なハンマーでの攻撃…、これに対応する為にこいつが盾型の触手を使うのはおおよそ予測出来ていた。
使用するとしても1本…、けど、その1本で十分だった。
大事なのはこいつの気を反らすこと…。
そして、こっちと同じく力を分散させることだったからだ…!!!
クロ(ハウレス…!!!
H〈りょりょ…!!!〉
エリーゼ(ひっさーつ…!!!
上に気を反らさせた瞬間、下への力の過負荷が一瞬ゼロになる。
この瞬間なら、シールドを張らなくても敵の攻撃の侵攻を受けることはなく、守りから解放される。
勘が良くて、お互い瞬発力と機動力が自慢のクロとエリーゼなら必ず気付いて行動してくれると信じていた…!
そしてやるべきコトも…!!!
クロ(燃え墜とせ…!!!Gluhen:Verderb∴破滅は赤き炎なり…!!!!!
エリーゼ(エクストリーム☆ザッハトルテェェェン!!!!
[ボォアァァァ…!!!ザシュウ…!!!!]
[キラキラキラ…!!!ザシュザシュザシュウゥー!!!!!]
クロはハンマーを防いでいた方の上の触手を…、エリーゼはシールドを押さえていた方の下の触手を…、それぞれ断ち切った。
上の触手は断ち切った瞬間、全て燃え上がり消し炭となった。
下の触手はエリーゼのディナイフとズィフォークによって細切れにされた。
本当に厄介だったのはこの2本の触手。
どんな攻撃も防御し、トゲを発射して攻撃すれば一千級の代物。
それを2本とも除外できた、、、
これで…!!!
駿(今だ…!!ノエル…!!!
ノエル(え…っ!?
駿(もう、一回だ…!!!!!
ノエル(あ、、、!はい…!!!!
俺は天に向かって人差し指を突きだし掲げる。
そして最後の言葉をノエルに伝えた。
[ギ……ッン!!!!ブゥオア…!!!!]
巨大なハンマーが再び振り上げられる。
けれど次は力を分散させる為でも、デコイに使う為でもない。
本当の意味で全力で叩き込むトドメの一撃…!!!
ノエル(ん…!!Gブラスト付与…!!!
[キィィィ…ッン!!!!ブ……ッン!!!!]
魔獣の頭上に紫色の魔法陣が展開する。
ノエル(Dokkant:Hammer(ドッカント:ハンマー)……!!!!!!!!
[ブゥア…!!!!ゴオオオア…!!!!]
駿(いっけぇぇぇー!!!!
FHQ(キシャアァァアァア!!!!?
[ズゴオアァァァ…ッン!!!!!!!!]
巨大なハンマーが紫色の魔法陣をくぐり、さらに加速した超打撃を魔獣の脳天に叩き込んだ。
巨体がそのまま地面に深くめり込み、周辺にビシビシと地割れのようにヒビが入っていく。
ノエル(はぁ…!はぁ…!はぁ…。や、やった…!
駿(あ…♪
FHQ(ガ…!!アァア…!!ァア…!!!
[ジジ…ッ!!バチバチ…ッ!!!]
地面にめり込んだ魔獣の体からバチバチとスパークが生じる。
その危険性にクロがいち早く感づく。
クロ(……っ!!?ヤバっ…!?爆発するわよ…!!?
駿(えっ…!?
エリーゼ(ふあ…!!?ノエルん…!!
ノエル(あ…っ!
[ギュン…ッ!!!ギュン…ッ!!!]
FHQ(ガァ…!!キシャガァ…ァア…!!!!
[カッ…!!!ズガァァァ…ッン!!!!]
駿(うあっ……!!?
リリ(シールド展開…!!
[キ……ッン!!!!ブゥオァァァ!!!]
リリは俺の正面に立ち、シールドを展開させて爆発の衝撃波から俺を守ってくれた。
衝撃波が生じたことにより爆煙が辺り一面を覆ってしまい視界が完全にシャットアウトされた。
その為、爆発の瞬間魔獣の近くにいたノエル達の安否が確認できない。
一番近くにいたノエルを助けようとクロとエリーゼが瞬時に動いてくれたのは辛うじて確認できたけれど…、、、
駿(くっ…!?ノエル…!!クロ…!!エリーゼェ…!!!
応えてくれることに期待し、俺は厚く張った防壁の中で思いきり3人の名前を叫んだ。
衝撃波は直ぐに治まったものの、立ち上った一面の煙はなかなか晴れず、声も返っては来ない。
[シュウゥゥゥ…!ウゥゥゥ…、、、]
爆煙が少しずつ晴れてきた頃合いを見計らってリリは張っていたシールドを解除する。
リリがシールドを解除するのと同時に俺は駆け出し、辺り一面にもう一度叫ぶ。
駿(ノエル!!クロ!!エリーゼェ!!!
11話目投稿です!宮永 悠也です!
今回も10話同様、次回が気になるオチを使いました(笑)
今回の話の注目ポイントは、なんと言ってもノエルです!
今までは、気の弱いイメージだったノエルが、実は一番心が強い子なんだよ?というのを感じてほしいが為に書いた話です♪
それと同じく駿も活躍させました!
魔法少女と使い魔との契約の仲以上の本領発揮ぶりを描きたくて文字に落とした次第です♪
気になるオチを使うと、自分もモヤモヤして早く次を書きたくなるんですよね( ̄▽ ̄;)
ということで書きます!
次話もよろしくお願いいたします♪
では♪




