5話
修正 スキルに鑑定眼を追加しました。
これまでのあらすじ。
異世界で1番危険な場所に転生。
さっきギリギリで倒した熊は雑魚。
熊はレベル200。ヤバイ奴は3000オーバー。
オワタ\(^o^)/
「おい邪神。此処から最短距離で1番近い街まで、どの位かかる?」
『徒歩で1ヶ月じゃな!』
ファ!?
1ヶ月!?なんでそんなに遠いんだよ!!
『今お主がおるのは、危険地帯の最深部じゃからなぁ...。
それに危険な場所の近くに街なんて作らんじゃろ。』
うわぁ。どうすればいいんだよ。
化け物クラスに遭遇しないように、街に向かうしかないのか?
いや、不可能じゃね?
化け物クラスはなくても、上位クラスには絶対遭遇するわ...。
『とりあえず、魔物を倒したんじゃし、ステータスを見てみたらどうじゃ?
何か打開策が見つかる......かもしれんし、ないかもしれん。』
ハッキリ言えや!どっちなんだよ!?
「で、ステータスってどうすればわかるんだ?」
『うむ。簡単じゃぞ。ステータスと念じればいいのじゃ。』
ふんふむ。成る程。
では、ステータス!
名前 ゼロ
性別 男
種族 人間/ホムンクルス
LV33 (32UP)
HP 33055/1055 (32000UP)
MP 33000/1000 (32000UP)
筋力 3305 (3200UP)
俊敏 3302 (3200UP)
知力 3309 (3200UP)
器用 3306 (3200UP)
装備品
邪神の作りしCrowbar
邪神の作りしゴスロリ
邪神の作りしスパッツ
邪神の作りしニーソックス
邪神の作りしニーハイブーツ
スキル
CQC LV6 (1UP)
身体強化 LV6 (1UP)
自己再生 LV5
暗視 LV5
気配察知 LV5
気配消去 LV5
投擲術 LV5
鑑定眼 LV5
虹魔法 LV5
合成魔法 LV5
魔力感知 LV5
魔力操作 LV5
魔力回復 LV5
状態異常耐性 LV5
精力強化 LVEX
加護
天照の加護
邪神の溺愛
大明神の加護
うん。色々とおかしいよね。
ツッコミどころが多過ぎるわ!
一つずつ。
一つずつわからんことを聞いていこう...。
「なぁ、種族の人間/ホムンクルスってどゆこと?」
『既に知っての通り、お主の身体は我が作ったものじゃ。
魂は人間であり、身体はホムンクルス。
その為、そのような表示になっておるのじゃろう。』
あぁ、成る程。
そういうことなのね。
納得はしたが、この身体にしたことは許さんからな。
「...名前ってあるけど、どう見ても俺の名前じゃないんだが。」
『うむ!我がつけた名じゃからな!』
「おい待てやこら」
我がつけたじゃねぇよ!
有難くもないし、余計なお世話だわ!?
「兎に角早急に元に戻せ!」
『それは出来ぬ相談じゃな。
その名は既にお主の魂と同化しておる。諦めろ。』
「なんで余計な事しかしないんだよテメェ!?」
『何故怒るのじゃ!
良い名ではないか!』
全然良くないわ!名前がゼロとか、あれか。中二病かお前は!?
『えぇい!理解出来んのならよいわ!どのみち名は変えれんのじゃからな。ふふーん!』
うっぜえぇぇ...。
絶対ドヤ顔だぞアイツ...。
『で?質問はもう良いのか?』
スルー決め込む気だろ邪神の奴...。
だが、何時迄も念話をしとられん。
魔物に襲われるかもしれんからな。
さっさと終わらせよう。
「俺のステータス値の端数はなんなんだ?」
『死ぬ前のお主のステータス値じゃ』
「やだ、俺のステータス値低過ぎ...。」
MPに端数とかないってことは、元々0だったということですね。わかります。
どれ位UPしてるか記載があるからわかりやすいが、この世界で高い数値なのかどうか、比較出来んからわからんな。
『ふふーん!聞いて驚け。お主のステータス上昇値はハッキリ言って化け物クラスじゃ!!
勇者や英雄などの特殊な存在すら超えておる。
奴らの1レベル毎の筋力などの上昇値はばらつきがあっても、高くて80とかじゃからな!』
それは凄いな。
レベルが上がれば怖いものなしじゃん。異常耐性スキルもあるし。
此処から無事に生き延びたらだけどな...。
『あと、筋力は力の強やさ守備力じゃ。
俊敏は文字通り速さ。
知力は魔法攻撃力と魔法防御力をあらわしておる。
最後の器用は武器の扱いや、身のこなしじゃ。』
成る程。
次は装備品なんだが...これもうカオスじゃねぇか。
装備品邪神尽くしとか何処の魔王だよ...。
『何を言うか!邪神装備を持っておる魔王などおらんわ!
喜べ!その装備品だけで後は何もいらんぞ!!』
「うるさいわっ!
後なぁ!どんなにカッコ良くいってもバールはバールなんだよ!!
わざわざ英語にすんなや!!」
ゴスロリ男の娘好きで中二病。
痴女で変態。
救いようが無さ過ぎる...。
んで、スキルなんだが...。
いや、CQCはスルーだ。
もうわかりきってる。
簡単に言えば格闘術だろ。うん。
『CQCをただの格闘術と一緒にするでないっ!
CQCはなーーー』
「スルーしてんだから掘り返すな!」
念話でギャーギャー言ってるが、無視だ無視。
「虹魔法ってなんだ。」
『であるからしてCQCはーー
ん?虹魔法か?7種類の魔法を合わせたやつじゃ。
よいか。バラバラで表示するのが面倒だからじゃないぞ。
合成したらそうなるのじゃ。』
メタい発言やめーや。
『因みに、火・水・地・風・光・闇・無 の7つじゃ。
それぞれをバラバラに使う事も出来るし、全てを合わせた魔法も放てるぞ。』
「あれ?んじゃぁ、雷や氷ってないのか?」
『あぁ、それは合成魔法になるから系統からは除外されとるんじゃ。
合成魔法自体も使い手はそうはおらんからな。
一流の魔術師で2系統合成できれば良いほうじゃ。』
てことは、全部合成できる俺ってどうなんだよ...。
『まごうことなき化け物じゃな』
そーですね。
んで、最後のスキル...。
「おい、糞邪神。この精力強化LVEXはなんだ。」
『見てわからんか?
簡単に言えば絶倫じゃな。』
「そんなんわかるわ!?
それより、EXってなんだよ!今まで全部数値だっただろうが!?」
『うむ。良く聞いてくれた。
スキルのレベル上限は10じゃが、その先があるのだ。
それがLVEX。神様クラスじゃ!』
最もいらんスキルに力をいれんなよ!
EXにするなら、もっと必要なものがあっただろ!?
『何を言うか!それさえあれば、
一日中我と組んず解れつ、しっぽりねっとりとやらしいことが出来るのじゃぞ!!』
「断固拒否する。」
『むぅぅ!何故じゃケチ!減るもんでもなかろうが!!』
俺のSAN値が減るわ。
「おい。そのネタはどうでもいいんだよ。
次の質問。加護の欄なんだが。」
『ネタではないのじゃが...なんじゃ。』
「こけし(神様)の加護は別にいい。
邪神の溺愛ってなんだよ。」
『う、うむ。それはな。
コホン。加護とかにも強弱によって種類が分かれるのじゃ。
注目→祝福→加護→寵愛→溺愛
という感じになっておる。
つまりな?その、そういう...ことじゃ......えへへ。』
「んで、1番下にある加護なんだがーー」
『無視するなぁぁぁぁぁ!!!』
うるさっ!?
頭の中に聞こえる筈なのに耳がキーンとするんだが。
『酷いのじゃ!お主は酷過ぎるのじゃ!
鬼 悪魔 邪神!!』
邪神はテメェだろうが。
大体、今までされてきた事を考えると、お前にときめくことなんてねぇよ。
「これで最後の質問なんだ。さっさと聞け。」
『うぅ...。惚れた男が鬼畜過ぎる件について。』
全てはお前の行いが悪いから。はい論破。
「この大明神の加護ってなんだ?
大明神とやらに会ったこともないぞ。」
『我は何も知らんぞ。』
「おい。いじけずにちゃんと答えろ。」
『ま、待てっ!本当に知らんのじゃ!
我も会ったこともないし、大明神なぞ聞いたこともないぞ!!』
え?マジで言ってんのか?
じゃぁこの加護はなんなんだよ...。
困惑していると突如、左手が眩く輝き出す。
そして、光の中から左手に現れたものは...。
ちくわだった。