第1話 流れ星の正体
AIで小説を書くという技法、どういったものか体験してみようとAIゲーム事業で考えたあるゲームのベースとなるストーリーの概要と起承転結の内容、キャラデータをchatGPTに読み込ませ吐かせ、足りない部分を自分が肉付けして表現などをたくさん入れつつ魅力的なキャラクターとして仕上げたのがこの「宇宙戦艦・ゴー・ビヨンド号」です
あらすじ
宇宙歴XXX年、地球型惑星エメトスに住む20代の青年、ビヨンド・ホープネスは親の遺産を整理し、とある中古の宇宙船を購入して新事業を始めようとしていた。
どうにか宇宙船、と言うか軍の払い下げの宇宙戦艦にしか見えないその船を、ビヨンドは整備して後は仲間をどうするか考えていた。
幼馴染で医者のキャシー・ギリアンは宇宙船のスペックを鑑みた上で後数名は欲しいと言っていた。
すると整備工場の近くに何かが降ってきた。急いで2人は駆け付けると、それは見たこともないデザインの宇宙船だった。すると外に何者かが出てきたが倒れてしまう。姿は猫型の獣人のようであったが、お腹にジッパーがついていた。
2人は工場まで運び手当てして、猫型宇宙獣人を治して見せた。獣人はケットと名乗り、ある物を守っていたが敵に船をやられて不時着したと説明する。
それはケットの故郷の星の宝である大きな宝石であった。だが1年前にクーデターが起こり、マルクレスという犬型獣人の軍人が国宝を盗んで逃亡し、護衛軍のケットはどうにか取り返したがばれてしまい追われているという。
だが故郷に戻ろうにも宇宙船は完全に破壊されていた。そこでビヨンドは案内してくれるなら送り届けてやると言う。だが交換条件で船員になれといい、宇宙船の操縦や砲撃手をやってきたケットは快諾しゴー・ビヨンド号はケットの星、アマルダンドへ向かって発進するのであった。
宇宙歴XXX年。
地球型惑星エメトスの空は、今日も雲1つなく群青色に澄み渡っていた。
その空を眺めながら、青年は気分よさげに鼻歌を歌いつつ、工場の中でレンチを回していた。
ビヨンド・ホープネス、今年26歳になる青年。
彼の目の前にあるのは――どう見ても輸送船ではなく、とある軍の宇宙戦艦だった。
正式名称は分からない。
旧式の退役艦で、軍の払い下げ市場に並んでいたものを彼は少し前に親の遺産を整理し、それで得た資金で購入したという。
「……これ、本当に商売に使う船なの?」
呆れた声を出したのは、彼の後ろに立っている幼馴染の医者――キャシー・ギリアンだった。
金色の長い髪を後ろで束ねている彼女は、少し呆れつつも整備に必要な情報を確認しつつタブレット端末を操作していた。
「スペック見たけどさ、主砲四門、対空レーザー八基、ミサイルランチャー……。ねえビヨンド、貿易船ってこういう武装してるもの?」
ビヨンドは笑った。
「宇宙は危険だからな」
「言い訳になってない」
「キャシー、最近貿易船が何者かに襲われている話はニュースで見ているだろう」
「それは、そうだけど。でも過剰よね」
ビヨンドは袈裟のニュースでも報道されていた中立の貿易船が正体不明の存在に襲われ轟沈したという話から武装が必要だと言い、キャシーはそれを理解してはいたがそれにしても本当に大丈夫なのか不安ではあった。しかしその割に彼女もまんざら嫌ではない様子にも見える。
船体の側面には、すでに名前が塗られている。
GO BEYOND
「……ゴー・ビヨンド号」
キャシーはため息をついた。
「自分の名前そのままつけるとか、恥ずかしくないの?」
「分かりやすくていいだろ。へへっ」
ビヨンドは船体を軽く叩き、金属音を響かせながら笑顔でキャシーに予てより実現したかった夢を改めて話す。
「この船で宇宙を回って、交易でもなんでもやる。金も稼ぐし、面白いこともできる。親の遺産で何不自由なくってのもいいが、つまらないと思ったんでな。キャシーも話に乗ってくれて感謝しているぜ」
キャシーはまるで子供みたいに屈託のない笑顔を見せるビヨンドに呆れつつも微笑み、その後ある問題について指摘をする。
「その前に乗組員が足りない」
「うっ、そ、そうだよなあ」
「いくら割といい性能の宇宙軍艦であって、省人化が進んでいても最低でも3から6人はいないとね。操舵手、航法士、砲手、整備士、それに医者や料理長などもね。まあ、医者は私がやれるからいいけど」
「互いに兼任したり、AIに一部丸投げすればいいだろキャシー」
「だめよ、取り合えず従業員の募集をしないといけないわ。それからよビヨンド」
キャシーに痛いところを突かれ、ビヨンドは苦笑しながら宇宙戦艦を見上げつつ、これからの展望を想像し期待で胸を膨らませていた。
その時だった。突然空に、目が焼かれそうな白い光が走る。それは工場の中にも侵入し、2人は目を閉じる。
「……あれ?」
それからすぐに工場の外に出た2人は、空を見ると何かが落ちてきているのに気づき再び工場内に逃げ込んだ次の瞬間、ドォォォン!!という地面の激しい揺れと共に響く轟音が2人の耳に響きながら工場の裏にある森にそれは墜落した。
2人は顔を見合わせ、どうするべきか考える。
「……行くか」
「行くしかないでしょ」
2人は急いで轟音がした場所へ走り出した。3分ほど走ると、目の前に煙を上げている小型宇宙船がクレーターの中にあった。だが見たことのないデザインであり、ビヨンドはもしかすると噂の貿易船を襲う何者かではないかと思い、一気に緊張が体に走る。
「こんな船、軍のデータにもない」
キャシーが驚き、ビヨンドは俺の後ろにいろと言い恐る恐る宇宙船に歩み寄るとその時ハッチが開いた。
そこから現れたのは――黒い猫の獣人だった。
細身の体。
大きな耳。
長い尻尾。
だが奇妙なことに、腹にはジッパーが付いていた。
「……?」
ビヨンドが首を傾げた瞬間、猫獣人は数歩歩き――バタンとその場で倒れた。
「ひでえ怪我だ、キャシー、治せそうか」
「獣人は片手に数えるほどしか治療したことはないけど、できることをしましょう。さあ、その獣人を担いで医務室に連れて行くわよ」
そうして2人は獣人を工場の医務室に運び、キャシーがけがの状態を確認しつつ薬を塗って手当をしていた。30分ほどしてキャシーは手当てを終え、額の汗を拭いた。
「命に別状はないよ。運がよかったのかしらね」
「みたいだな、キャシーがいてよかったぜ」
「もう、調子のいいこと言って、フフ」
そう2人は話していた所、ベッドの上で猫獣人がゆっくり目を開いた。
「……ここは?」
ビヨンドが笑う。
「宇宙船整備工場。あんたは森に落ちてた」
猫獣人は状況を理解すると、深く頭を下げた。
「助けてくれてありがとう。僕はケット・カーヴァンシークだ」
彼は語った。
故郷は惑星アマルダンド。そこはキグルミンス星人という獣人種族が多く住んでいる、荒廃した土地の多い辺境の惑星だと説明する。
そんな星で1年ほど前、クーデターが起きた。反乱軍を率いたのは――犬型獣人の将軍 マルクレス・ホーガンスであった。
彼は王国の国宝、巨大な宝石を盗み出した。混乱の隙をついての形で成功し、宇宙戦艦に乗り行方をくらませたという。
ケットは護衛軍のエージェントとして潜入、拠点を見つけどうにかそれを奪い返したが、追われる身となり逃げてきたと説明する。
ケットは身に着けていたカバンから、布に包んだ物を取り出し見せた。それは――星のように輝く巨大な宝石だった。
キャシーが息を呑む。
「これが……」
「アマルダンドの宝です」
だがケットは肩を落とした。
「しかし船は壊れました。もう帰れませんね。エメトスからアマルダンドまでかなりの距離があります」
ケットはそういうとしばらく沈黙。元気のない彼の姿を見たビヨンドは顎に手を当て、少しの間をおいてこう言った。
「じゃあ、送ってやる」
彼の言葉にケットが思わず顔を上げる。
「本当ですか?」
「ただし条件がある」
ビヨンドはニヤリと笑った。
「うちの船の乗組員になれ」
ケットは一瞬驚き――そして笑った。
「はい、それで戻れるのならば。僕は宇宙戦艦の砲撃手と操舵手を務めていました。工場内にあるあの宇宙戦艦、どこかで見たことがあると思えば以前操縦したタイプですからやれます」
ケットの言葉を聞いていたキャシーが呆れながら2人のやり取りを見ていたが、まあ彼がそういうならば最低条件は満たせるかと思い、戦艦に整備用ロボットや分析AIなどを搭載すれば不足分の人員も少しはどうにかなるだろうと考え、3人は初仕事としてアマルダンド星まで向かうことにしたのであった。
しかし整備にまだ1日以上必要だったためそれを急ピッチで終わらせ、食料などを近くにある街の市場で購入し戦艦に搬入、最終チェックを済ませると宇宙戦艦を工場から外に出し、ゴー・ビヨンド号は、惑星アマルダンドを目指し宇宙へ飛び立った。




