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保険室
先生がいて、わたしは丁寧に治療を受けた。
「もう、どういう無茶をしたら、こんな怪我をするのかしら…」
先生が言った。
「すいません…」
「まぁ、良いわ。わたしちょっと職員室に行って来るから。岡野くん、ちゃんと中山さんを見ていてね!。」
「はい!。」
「ごめん!小春…俺がもっと早く来てたら…。」
龍くんはベットの上に座っているわたしの隣にすわった。
「いっいいよ!気にしないでくださぃ…」
「誰にやられた?」
うっ…ここは言わない方が
「かっか…顔はわからなかったです…」
「そっか…変な事とかされてないよね?…」
「はっ…はい!」
「今度、見かけたら俺に言えよ!ぶっ殺してやる!」
無理無理無理ー
「なー。抱きしめて良い?…」
「は?ぃ…ダメ、です…」
「拒否券ねぇし…」
「ふぎゃっ…」
龍くんはわたしを抱きしめた…。
「ごめんな…」
そんな事、言われたら… 拒めないじゃん…