3/10
2
「はぁ…昨日お礼いうの忘れた…」
昨日はあのあと普通に過ごした。
そして、今は教室で一人。
『キャー〜』
何?この声…
女子達がいきなりさわぎだした。
「小春、いる?」
『えっ?小春さ…ん?そんな人いたっけ?』
『え〜?しらないよ〜』
ん? 小春って…
わたしは急いでドアの方を見た。
「あっ……。」
龍くん…?
「ん〜?」
やばい龍くんが部屋を見回してる。
皆にばれたら、大変だ。 隠れなきゃ…。
でも、どこに隠れよう? 机、掃除箱、それとも……
「あっ!小春〜?」
?!