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わたしは、中山 小春。
今は高校2年の夏。
皆はわたしを、「暗い」と言う。
でも、そんな奴らと関わる気は無い。
わたしは、わたしだから。
くろぶち眼鏡に、髪型はみつあみ、メイクはしない。
それの、何が悪い?
今日は、1時間目から理科で、理科室に行かなきゃいけない。
椅子から立って、理科室に向かう。
一緒に行ける友達はいないから、廊下を一人で歩いている。
ボンッ
痛い…
『あら〜、中山さん。暗くて見えなかったは〜。アハハ。』
同じクラスのむかつく3人の女子。
わたしの事が嫌いなら、話しかけてこないでよ…。
わたしだって…、時々どうしようもなくなる…。
壁に当たった腕が痛い…。
「大丈夫〜?」
1年…?
わたしに、1年らしき男子が話しかけてきた。
「先輩、腕…怪我してない!?。」
「えっ?…」
腕を見たら、壁の掲示板のカドにあたったらしく、少し血が出てきていた。
「ぁっ、血…」
「うわっ、先輩…保険室!行かなきゃ。」
「いっ、いいよ…このぐらい…。」
わたしの近くにいた1年を押し退けて理科室に向かおうとする。
「ヒャッ!」
怪我と反対の腕を捕まれた…。
「待てよ!。怪我してるくせに無理してんじゃねーよ。」
「えっ?」
なんか、さっきと口調が違うような…。