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1話 プロローグ
それは突然だった。突如して数人の少女が現れ辺り一帯を炎と瓦礫の山に変えた。ボクは瓦礫の下になりながら見渡す。突然のことに困惑する人、逃げ惑う人、燃え盛る炎に焼かれている人の姿が目に映る。
「一体何が起こって」
ボクも周りの人達も何が起こったのか分からない。けどこれだけはわかる。もうすぐボクの命は消える。瓦礫に押し潰れた下半身の感覚はもうない。身体中から血が抜けていく感覚がする。
死にたくない。死にたくない。と心の中で思ってもやはり現実は厳しくもう目を開けることさえ難しい。
もしどこかの世界でもう一度生まれることができたなら長生きしたいな。そんな事を考えながらボクは目を閉じた。そのとき少女の声が聞こえた。
「この世界なら楽しめると思ったけどダメだったね」
聞こえた言葉に疑問を浮かべながらボクの意識はなくなった。
処女作になります。初めて小説を書くのにあたり誤字脱字、おかしい言い回し等あると思いますがよろしくお願いいたします。