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ダンジョン&ガンマン  作者: コウ
8章 ギフト教と蜂起
83/97

1話 教皇

申し訳ありません。

全体の誤字脱字の修正等もやってたら遅くなりました。


8章の始まりです。

「どうした?」


 薄暗い部屋の中、豪華な椅子に座る僧侶服の女性ーーギフト教の教皇が跪く人物に問いかける。


「報告が2つ。まず竜による襲撃は失敗。『操針』の遺物は協会に回収され、尻尾を掴まれる前に司教は自殺しました」

「そうか……司教には悪いが、上手くいくとは思っていなかったがな」


 教皇は淡々と答える。


 そこには感情がなく、誰がどうなろうが知った所ではないと感じだった。


「『操針』はどうされますか?」

「放っておけ。悪獣を操れるとはいえ単純な命令しかできないし、なにより人間には効果がない……それでもう一つは?」

「『アルカナ』が見つかりました」

「何?」


 これまで表情が変わらなかった教皇が初めて顔を変える。


「何処に居る?」

「『聖人』の少年と一緒にいるのが確認されてます。今は監視を付けて泳がせていますが」

「そうか……」


 報告を聞いた教皇は両目を閉じて思案する。


「いかが致しますか?」

「……丁度いい。例の件と一緒に確保しよう」

「――あの計画ですね」

「ああ。『明けの明星』に合図を送れ」


 そう言って教皇は立ち上がると部屋を出た。


 教皇を見送った報告者も音もなく消える。


 そして部屋には静寂だけが残った。

次回「新装備と宴会」

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