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1話 災害
3章の始まりです。
プロローグなので短いです。
ソレは怒りに満ちていた。
ソレはその巨体故に普段、動くことなく眠りについていたのに、何者かによって起こされたからだ。
「さあ、目覚めよ! 生ける災害よ! 冒険者共を滅ぼし、ダンジョンを我等の物にする為に!」
だが、ソレはまず足をあげ、
「な、なにをする!? やめ――」
己を起こした者を踏み潰した。
だが、ソレは怒りが収まらず、同じ生物に怒りをぶつけようとした。
だが、動くとなると腹が減る。生物の摂理だ。
ソレは腹を満たす為に近くの獣を貪った。
それでも飽き足らず、餌が多くいる気配を感じ、歩き出す。
その先は、ダンジョン都市『フォルト』だった。
次回「篭手①」




