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昔話の女バディ

作者: 水曜

●赤ずきん×猟師

「囮捜査うまくいったね、猟師さん」

「そうだね、赤ずきん君。君が指名手配された狼を巧みに誘い出してくれたおかげだ」

「約束通り狼にかけられた懸賞金は山分けで」

「もちろんだとも」

「でも、猟師さんも大変だね。本当はお姉さんなのに、いつも男の振りをするなんて」

「男社会の業界だからね。それに幼い女の子の振りが上手い君ほどではないよ、相棒」


●グレーテル×ミチル

「もう、うちの兄が本当に頼りなくて。道しるべにパンなんて使うから道に迷うし」

「私のお兄ちゃんも、良い歳をして青い鳥症候群なのよ」

「そちらも大変よね」

「うん。青い鳥を探すんだって家を飛び出しちゃって、仕方ないから私もついていったんだけど。グレーテル、あなたが留守にしていた家に青く染めた鳥を置いてくれたおかげで助かったわ」

「気にしないで相棒。あなたもうちの意地の悪い母を追い詰めるため裏で手を回してくれたでしょ。出来の悪い兄を持つ者同士、助け合わないとね」


●シンデレラ×白雪姫

「白雪姫、婚活うまくいっている?」

「シンデレラ、なかなか良い男っていないわよね」

「白雪姫、あなたは少しガツガツ行きすぎだと思うの。果報は寝て待てよ」

「ふふ、そうね。お昼寝でもして気長に待ってみるわ。でも、シンデレラ。あなたは少し積極的になった方いいわよ」

「うーん。なら、お城の舞踏会でも行ってみようかしら」

「良い相手を見つけられるよう頑張りましょう、相棒」

「ええ、どっちが先に幸せになれるか競争ね、相棒」

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