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化かし079 追儺

 ミズメとオトリは酒呑ノ鬼(シュテンノオニ)たちと別れ、都を目指して大江山を出発した。

 三善文行(ミヨシノフミユキ)や陰陽寮への事情の説明は済んだが、邪仙の足取りの調べと、妙桃寺(ミョウトウジ)桃念(トウネン)への顔出しの目的はまだ残っている。


「それと、飴ちゃんを買ってくれる約束も忘れないでくださいね」

「へいへい」


 ふたりは最強の陰陽師、安倍晴明(アベノセイメイ)との術比べに勝ったことを区切りとし、お互いに不自然に歩み寄る生活を終えていた。

 それでも癖づいたものは抜けず、お互いに櫛による髪梳きや羽根づくろいをし合う時間は欠かさない。

 それらはささやかで静かな愉しみの時間であったが、旅を牛の歩みへと変える原因であった。


「のんびりしてたら、都に着くのが遅くなっちゃったね」

「いいじゃないですか、一日一村でも。朝の仕度や水垢離もちゃんとしないと、なんだか気持ちが悪いですし」

「都に近くなってきたし、そろそろ村の切れ目もなくなってくるころだと思うよ」

「大きな村が増えてきましたもんね。お手伝いが必要なかたはいらっしゃるでしょうか?」

「どうかな? ともかく、善行といきましょうかね」


 善行の多さもまた、鈍足を手伝っている。小さな退治案件や、ちょっとした他者への親切も欠かさない。

 月神や黄泉の絡む大事を前にすれば、取るに足らない小事とも言えるが、二鬼の落命の件でふたりのこころに残った曇りを晴らすには必須の行いであった。


 さて、今日も今日とて、洛中(ラクチュウ)を目前としながらの寄り道。

 ミズメとオトリは奇しくも“とある人物”と再会した。


「偶然だな。いやはや世間は狭い」

 墨色の衣の腰に結わえられた巾着から、煎り豆を取り出して口へ放り、ぼりぼりとやる髭面。

「また会ったね、ドーマンのおっさん」

 蘆屋道満(アシヤノドウマン)である。

 彼は村のそばの岐神(フナトノカミ)が宿る岩を越えると村の中から現れて、こちらへと声を掛けてきていた。


「念の為に聞くが、また面倒ごとを起こしに来たわけでは無かろうな」

 少々面倒臭そうな貌である。

「通りすがりに善行しようと思っただけだよ」

 先の邪仙との戦いでヒサギ少年がなゐの神(ナイノカミ)の力を使って地震を起こし、その余波が近隣の村へと迷惑を掛けていた。

 ドウマンはそれを知っており、被害に遭った村を共に助けている。ミズメたちには少々の引け目があった。


「ところで、“セイノジ”より聞いたぞ。ふたり掛かりとはいえ、あやつを術で打ち負かしたそうだな?」

「ありゃ、もう知ってるの? 本当に世間は狭いね」


「先日、たまたま会ったのだ。面白い術を幾つも考え付いたと自慢されてしまった。俺も新しい術を披露したが、まさかいかづちを操るとは。ま、仕組みは大体分かったのだがな」

 と言って、手の中で小さな電流を弄んで見せる蘆屋道満。


 娘ふたりは顔を見合わせ溜め息をついた。

 安倍晴明と双璧を成す男に掛かれば、折角の必殺技も形無しか。


「ところで、あの雪のような髪をした美女は今日はおらぬのか?」

「お師匠様は山で療養中。今はあたしたちふたりで旅をしてるよ」

「そうか、残念だ。あの仙女に何か面白い術を教われないかと思ったのだが。セイノジを唸らせたくてな」

 彼もまた術の好事家(コウズカ)らしい。今のように美女だと持ち上げれば可能性はあったであろう。


「アシヤ様がいらっしゃるなら、私たちのお仕事は特に無しかしら?」

「不満顔だな。困りごとがないほうがよいであろうが」

 意地の悪い髭面である。

「そういうわけじゃありませんけど」

「人助けは人助けで気持ちの良いものだからね。皆、助かる。あたしら、嬉しい。持ちつ持たれつの共存共栄さ」

 と、言いつつも謝礼や屋根を当てにしているふしがあるのは事実である。

 どちらかというと助けられている側な気がしないでもない。


「共存共栄か。セイノジもそのようなことを言っておったな。仕事が欲しいのならば、俺を手伝わんか? ここのところうちの識神どもも過労気味でな」

「識神を使うような仕事が転がってるのかい? 平和そうに見えるけど」

 村は平穏。目にも耳にも霊感にも不審な気配はない。


「お仕事ってなんですか? もしかして、鬼退治?」

 オトリが首を傾げる。


「正解だ。だが、少し違う。おぬしらが“退治される側”だ」

 にやつくドウマン。

 さては、こちらも術比べがお望みか。ふたりは身構えた。


「まあ、落ち着け。戦うのは俺ではない」

「おっさんじゃない? じゃあ、誰?」

「さて、誰だろうな?」

 ドウマンは答えず手の中で煎り豆を弄んでいる。

「勿体ぶるね。面白そうなのは好きだけど、面倒なのは嫌いだよ」

「なんだか私も嫌な予感がします。ここは先を急ぎましょうよ」


「是非とも引き受けて欲しい。おまえたちには“貸し”もあるしな」

 豆をぼりぼりやりながら言うドウマン。

「ちぇっ、汚いぞ。ただで扱き使う気だ」

「セイノジと会った時、おまえたちと知り合っていたことは話したが、地震の不始末の件は伏せておいてやったのだがなあ。あの地震のせいでまた結界がゆがんで悪霊が出たりもしたんだがなあ」


「「ぐぬぬ」」

 ふたりは唸った。


「しょうがない。やるか、オトリ」

「仕方ありませんね。ところで、命を取られるようなことはありませんよね?」

「無論だ。むしろ、ちょっとした息抜きになると思うぞ」


「「息抜きになる?」」

 ますます分からない。


「まあ、俺と一緒に来てくれ」


 脅し半ば。ふたりはにやける豆食いにその土地の受領の屋敷の庭へと連れられた。

 寝殿造りの豪華な屋敷だ。庭や池も見事である。持ち主は名のある者であろう。


「いかにもなお家だね。これは鬼とは別の意味で厄介そうだ」

「ハリマロさんのお屋敷やヤソロウちゃんの隠れてたお屋敷を思い出します……」

 また無理難題を吹っ掛けられるのであろうか。ふたりは不安を隠し切れない。


「早速だが、これを着けてくれ」

 ドウマンに手渡されたのは“鬼の面”であった。

 面もまたしっかりと作り込まれており、大江山の大将と比べても遜色ない面構えである。


「鬼退治“される側”っておっしゃってましたけど、本当に鬼のふりをするんですか?」

 オトリは素直に面を着ける。

「ははあ、合点がいったよ。追儺(ツイナ)の儀式か。でも、あれは宮中でやってる行事だし、時期も大晦日(オオミソカ)じゃなかったかね?」

公家(クゲ)や豪族のあいだでも流行り始めててな。これもここの受領が(オニヤライ)を真似ただけで本式のものではない」

「なんですか、追儺とか儺って?」

 鬼の面を着けたオトリが首を傾げる。表情としぐさが噛み合わず、なんとも異様である。


 儺とは、震旦(シンタン)の宮中で古来より行われている病魔や魑魅魍魎を退ける儀式である。

 それが日ノ本に伝わり、鬼を退ける儀式となった。

 鬼に見立てた役柄の人間を桃の弓矢を持って追い立て、陰陽師が実際に祓えの祝詞を詠み上げたりなどをする。


「練習みたいなものですか?」

「そういう側面もあるかもしれんな。まあ、ついでに陰陽師がお浄めや結界の調整もするし、都や宮中に溜まる穢れを季節ごとに掃除する意味もある。ここの受領は自分のところの祝いの日にこれをやりたがるのだよ」

「穢れも感じませんけど」

「この近隣は道の神もよく働くし、人々の性根も悪くないからな。だが、いつも決まってやってることをすっぽかすと気持ち悪いだろう? 普段なら俺の識神に痛い目に遭ってもらっておるのだが、仕事とはいえあまり気分の良いものでないらしく、(ヘソ)を曲げられるのだ。今年も嫌がって識神が隠れてしまったゆえ、どうしようかと悩んでいたところで、おまえたちが来たということだ」


「えーっ、嫌だなあ。私、巫女なのに……。どうしてそんな目に。矢で射られたら怪我しちゃいますよ」

 オトリが不満を表明すると、ドウマンが「地震」と呟いた。

「ぼやいてもしょうがないよ。武器も多分儀式用の物を使うから大事にはならないって」

 観念してミズメもお面を着けた。

 今のうちに借りを返しておかねば、また別の厄介ごとが回って来そうな気もする。


「安心しろ、ここでは弓矢とは“別の品”を使って鬼を追い立てるからな。ま……それでも痛い目には遭うであろうが」

 髭面は歯を見せると、小走りでふたりから距離を置いた。


「で、相手は誰だい?」

 じじばばでなければいいのだが。


「ハリマロさんみたいな人じゃありませんように」

 鬼の面の巫女がお祈りをする。


「すぐに分かる……おうい! 鬼が出たぞーーーっ!!」

 矢庭に蘆屋道満が叫んだ。



 すると、屋敷の中から騒がしい足音と賑やかな(トキ)の声が飛び出してきた。



「さあさあ、明日はいよいよ私の祝いの日だ! 気合いを入れて鬼を退治し、晴れを持って元服を迎えようじゃないか!」

 水干(スイカン)姿の少年が現れる。

 そして、その周りには身なり様々な童子と童女。


「わ、子供が出てきた」

 鬼巫女がたじろぐ。


「さあ、景気よくやるんだおまえたち!」

 少年が扇子で鬼の面のふたりを指し示すと、子供たちが挙って“豆”を投げつけ始めた。


「わあ! いたたたた! 痛いっ!」

 鬼のオトリが頭を抱えて逃げ出した。その仕草はさまになっている。


――へえ、子供相手だから気合いが入ってるのかね。どれ、あたしも一丁、本気で鬼の役をしてやりますかね。


 ミズメは“どこからともなく”錫杖を取り出して地に突いた。


「ぐぅへへ! 我こそは唐土(モロコシ)より海を越えてやって来た鬼じゃ! 三宝、すなわち仏陀(ブッダ)、法、僧伽(ソウギャ)(コレ)らを憎み害す者なり!」

「なあにが唐土だ。(トウ)の時代はとうに終わっとる。おまえたち! あの山伏姿の鬼を滅多打ちだ!」

 少年が指示すれば豆の嵐が飛んできた。


 びしり、肌に痛みが走る。


「ちょっ、ほんとに痛い! 痛い痛い!」

 ミズメも思わず逃げ出した。


「その豆には俺の霊気が込めてあるからな。怪我はせんが、特に痛くなるように術を込めてある」

 ドウマンは豆を食いながら高みの見物である。

 彼だけではない、いつの間にか透渡殿(スキワタドノ)に官人らしき男や家人と思わしき者たちが現れ、追儺の見物をしていた。


「なんでわざわざ痛くするんだよ!」

「そのくらいせんと、やった気にならんだろう?」

 と、言いつつドウマンも豆を指で弾いて飛ばしてきた。


「あいたっ! 覚えてろよ!」

「なかなか悪役らしい言葉を吐くでないか。おい、“玉千代(タマチヨ)”。俺の豆が通じぬようだ。ここはひとつ、俺に代わってあの魔道の者を調伏してくれ」

道摩法師(ドウマホウシ)様でも手こずる相手。これは豆撒きでは斃せぬようだな。元服し太刀を賜ればこの“龍神丸”とも別れとなる。龍神丸の最期のひと咲きを見せてくれようぞ!」

 タマチヨなる少年は腰から木剣(ボッケン)を抜いて振り回し始めた。


「危ないっての! っていうか、意外としっかりした太刀筋じゃんっ!」

 頭を下げて回避するミズメ。


「避けるな! 大人しく退治されろ!」

「危ないって!」

 ミズメはタマチヨの唐竹割りを両手で拝むようにして受け止める。


「我が太刀を受け止めるとは、なかなかやるではないか!」

 愉しげに言う少年。

「おまえ、分かっててやってるだろ! 可愛げのない奴!」

「本気でやらねば晴れぬだろうが。もっとも、おぬしは打たれるだけの役回りだがな! 打った気のせぬ識神より、肉のある者のほうが面白い!」

 腰の入った突きが繰り出される。


――なんて子供だ! 毎年識神をぶっ叩いて喜んでたのか!


 とりあえず回避。

 ミズメはこれも仕事と思い、次の攻撃は軽く当たってやるかと目論むが、タマチヨの思いのほか見事な木剣の扱いに難儀をする。


「タマチヨ様、助太刀いたしますっ!」

 背後から豆をぶつけられる。痛い。


「あいててて!」

「隙を見せたなっ!」

 頭を叩かれる。本気と言いながら、微妙に手心を感じるのがかえってむかっ腹が立つ。


「あーれー!」

 向こうでは鬼巫女が嘘くさい悲鳴と共に倒れ伏している。


――よし、あたしもさっさとやられちまおう。


「タマチヨ様! 鬼巫女にとどめを!」

 童子が進言する。

「よかろう。子分ども、ひと足先に大人になる私の背中をしかと目に焼き付けよっ!」

 タマチヨは木剣振りかざし巫女へと駆けてゆく。


「……うっ!? 急に心が綺麗になった! 私、改心しました!」

 オトリは起き上がると鬼の面を外した。

「むっ、改心だと?」

 タマチヨは龍神丸を構えてじりりと詰め寄る。


「なんまいだーなんまいだー。私、仏門に入ります!」

 笑顔で何ごとかお経を呟く巫女。


「タマチヨ様、騙されちゃいけません! それは嘘っこのお経です。きっと、狸の化けた偽者の巫女ですよ!」

 童女が耳寄りな情報を授けた。


「ぽんぽこぽん……って誰が狸ですかっ! あいたたた!!」

 オトリ迫真の乗り突っ込み。しかし、子供たちに豆撒きにより成敗されてしまう。


「ふむ、私は懐が深いからな。鬼であろうと狸であろうと、改心を示せば赦してやらんこともない」


 タマチヨはそう言うと巾着から豆を掴みだし、オトリの手のひらの上にたっぷりと乗っけた。



「……」

 オトリはこちらを見ると、にこりと笑った。



「おいっ! この裏切者っ! なんて奴だよ!」

 巫女の投げる豆の嵐から逃げるミズメ。


「逃がさないぞっ!」

 あっちに行けば童子が現れ豆が飛ぶ。


「さあ、鬼さん! 大人しく退治されなさい!」

 こっちへ逃げれば巫女が立ち塞がる。


 じりじりと女子供に輪を詰められ、ミズメはとうとう身動きが取れなくなってしまった。

 それでも生き穢くかわしていると、巫女のやや本気交じりの足払いを頂いて尻餅を突かさせられてしまった。


「いよいよ追い詰めたぞ。我が必殺の太刀を受けるがいい」

 見上げればタマチヨが龍神丸を天へと掲げている。



 すると、ただの木剣が霊気を帯びて光り輝いたではないか。



「ちょっ!」

 輝く刀身が眼前に迫る。



――……あ、しまった!



 ミズメは思わず星降りの小太刀を抜いていた。

 面を着けて視界が悪かったのも手伝ったが、何よりタマチヨの繰り出した一撃は一人前のそれであったのだ。


「あーっ! タマチヨ様の“流星落とし”が!」「これは儀式なのに!」

 子供たちから不満が飛び出す。


 斬りつけてしまいはしなかったものの、折角の一撃を受け止めてしまった。

 本来なら、ここで潔くやられるべきであっただろう。

 透渡殿からもどよめきが聞こえる。

 どうやら、ドウマンや依頼主の顔を潰してしまったらしい。

 

 やらかしに思考を奪われていると、タマチヨの声が聞こえてきた。


「よし、抜かせた(・・・・)

 少年は口元を緩めていた。


 それから、木剣をくるりと一回転させると腰へ納め、


 手を差し出してきた。 


「……参ったね、こりゃ」

 ミズメは助けを借りて立ち上がった。


「タマチヨよ、見事な祓えの太刀であったぞ。その鬼役の娘は、かの安倍晴明と渡り合った術師なのだ」

 ドウマンが少年を褒める。見物人たちからも喝采と自慢の声。


――甘やかされた悪童かと思ったけど、意外とやるじゃないか。

 少年の手の感触を反芻するミズメ。


「ごっこ遊びは今日で終わりだ。物ノ怪よ、私は立派な大人に成れると思うか?」

 どこか大人びた顔が問う。

 どうやら正体も見抜かれていたらしい。


「あんたはもう大人だよ」

 このままでは礼を欠くかと、ミズメは面を外そうとした。


「いや待て。まだ外すな。それとこれとは話が別だ。しっかり儀式を終えねば締まりが悪いだろう」

 少年は巾着から豆の塊を取り出した。


「痛たあ!!!」

 豆をぶつけられるミズメ。

 童子たちも加わり、今度は巫女も一緒に追っ払われる。


「ご苦労であったな。これで貸し借りは無しだ。そのまま戻って来なくていいぞー」

 ドウマンは、見物人たちにも豆を配っている。

「さすが道摩法師殿。タマチヨの最後の締めくくりに相応しい相手をご用意していただきまして」

「いやなに、巡り合わせというものですな。ちょうど便利な知り合いが通り掛かる予定でしたので」

 タマチヨの父親らしき男と何やら聞き捨てならない会話が交わされている。


「豆まきが終わったら次は餅つきだ! 腹をすかせたほうが美味いぞ!」

 タマチヨは扇子を指して子分たちを煽動する。


「あの、もしかしてアシヤ様は私たちが来るのをご存知だったのでは? 痛いっ!!」

 共に逃げながら巫女が言った。

「そういうことみたいだね! あいたたた!!」

 豆が背中にぶつけられる。


 こうしてミズメとオトリは蘆屋道満の罠に嵌められ、不始末との引き換えにいっぱい食わされてしまったのであった。

 因果応報。時には退治されることもあるということか。


*****

追儺(ツイナ)(オニヤライ)……鬼役と追い立て役に分かれて行う節分の豆まきの原型。時代や場所により、配役や仔細は異なる。

唐土(モロコシ)……中国の呼び名のひとつ。

僧伽(ソウギャ)……男性の出家修行者。

透渡殿(スキワタドノ)……寝殿造りの建物と建物を繋ぐ屋根のある渡り廊下のような場所。

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