12話 アイドルのハナシ。
【プロフィール No.11】
空野 華月
空野家の長女。
兄・風鳥に溺愛されており、本人も風鳥のことが大好き。
数年後には立派なブラコンになっているだろうとは雛談。
〔花鳥風月シリーズ〕
俺はまぁ...安定の皿洗い...
お昼ごはんのお皿をワシャワシャと...
でも今度は...絶対に罰ゲーム回避する!!
「君と見た花火はまるで太陽の光~♪」
俺はちょっとテンション上がったから歌ってた。
「そっと触れただけでうぉううぉうしちゃうわたがしの君~♪」
「何言ってんの」
「うわぁ!?」
横から現れた猫美ちゃん。びっくりした...
「な、何って...ナツノウタ?」
「何そのダサい題名!? ナツウタでしょ!?」
「そうそうそれそれ」
「何よ、『うぉううぉうしちゃうわたがしの君』って!?」
「なんかそんな感じの歌詞じゃなかった?」
「『そっと触れただけで溶けちゃいそうなわたがしと君』!!」
「それそれ」
なんか怒ってる?
「もしかして猫美ちゃんってあのネコなんとかのファン?」
「ネコなんとかって...」
「めっちゃ猫!!みたいな名前のアイドルグループの...」
「違う!! この歌は《めちゃねこ!》の歌じゃなくて『ねこシス』の歌!!」
「同じじゃないの? 何か違うっけ?」
「アイドルグループの《めちゃねこ!》五人と、モデルの《しろくろ》二人が一緒に集まって『めちゃめちゃ☆ねこねこシスターズ』なの! 略して『ねこシス』!!」
「へ、へぇ...」
「で、さっき歌は『ねこシス』の歌なの!!」
「猫美ちゃんって...そのねこシスってアイドルのオタク?」
「えぇ!?」
わかる。
あのアイドルグループの、名前は覚えてなかったけど、メンバーの写真集見たことあるもん。
全員すごい美人さんで可愛かった!!
ファンになる気持ちもわかる!!
「ねこシスのメンバーって皆可愛いもんねぇ...」
「えっ...」
「ここだけの話、俺の兄貴の彼女のさ、妹、その、ねこシスのメンバーらしいんだよ!」
「えぇ!? 誰だれ!?」
「いや、名前は知らないんだけど...」
「どんな子!?」
「それが、俺も会ったことないんだよ...」
「そうなの?」
「会わせてくれって言ったのに...、ちょっと待て、もしかして兄貴は今、そのねこシスの子と一緒に一つ屋根の下で暮らしてるって言うのか!?」
「えぇ!?」
「良いな... 俺もゲーノージンとかアイドルとか、可愛い子ときゃっきゃうふふしたい!!」
ん...?
猫美ちゃんが、こっちをじーーっと見てくる...
「なに?」
「いやぁ...にわかなんだなぁって...」
「にわか?」
「にわか。」
「何が?」
「何にもない。ほら、さっさと皿洗って」
「えぇ!?」
何かにわかだって言われた...
その上皿洗いを急かされた...
解せぬ...
「それに、この家には私以上にねこシスのファンってゆーか、追っかけってゆーか、オタクってゆーか...まぁ、そんな化け物がいるからね。」
「え? だれ?」
「あれ」
そう言って猫美ちゃんが指す方向に居るのは...藤太君。
「えっ!? 藤太君!?」
「ちがう。お姉ちゃん。」
「雛さんが!?」
確かに、猫美ちゃんの示した先には藤太君と話している雛さんの姿がある。
「雛さんが...ドルオタ...」
なんだか、雛さんの新たな一面を知ったような気がした。
【あとがき?】
はっぴはろうぃぃぃぃぃん!!!!
\(゜∀ 。)/ アハハー




