11話 ちょっとポンコツになる日だってあるよね。
【プロフィール No.10】
空野 風鳥
空野家の長男。
年のわりにしっかり者。妹想いのお兄ちゃん。
数年後には立派なシスコンになっているだろうとは雛談。
〔花鳥風月シリーズ〕
「アンタ本当...ばっかじゃないの?」
「合わせる顔もございません...」
捕まえた虫を...逃がしてしまいました...
「手ぇ滑らせるとか...」
「反省してます...」
猫美ちゃんの視線が痛い...
落としたくて...落とした訳じゃ...ないんだよ...?
ちょっとこう...
モゾって...動いたような...ね、気がした訳で...
落としてしまったというか、前方に放り投げてしまったというか...
で、数匹逃げた。ゴキブリが。
「ゴキブリホイホイ投げ捨てるとか...はぁ」
うぅぅ... やらかした...
「まぁ逃げてしまったものは仕方がない。」
猫美ちゃん、ありがとうございまっす!!
「だからさっさと残りのヤツ集めに行くよ。」
...
「残り?」
「ほら早く」
「え、一個だけじゃなかったの...?」
「そりゃねぇ」
「あと...何個...?」
「んー、あそことあそこと、そいであっちの裏と、あれとあそこの下と...全部で七個だね。」
そこから先の記憶はない。
気がつけば俺は、畑の雑草を抜いていた。
「おっひるっだよーん♪」
家の方から雛さんと子供たちの声がする。
「今...何時...?」
「12時くらいじゃね?」
勇は今日も元気だねぇ...
「風鳥くん、僕たちも行こうか」
「んっ♪」
えっ風鳥くんめっちゃ可愛い
疲れた体にこの天使...
ヤバい。
疲れすぎて思考がカスになってる...
「ほら光明、お前も雑草ばっか見つめてねぇーで飯食いに行くぞ。」
「え? 俺そんなに見つめてた?」
「草と結婚すんのかってくらい見つめてたぞ」
よくよく見ると、抜いた雑草の山も結構小さい...
全然抜いてなかったんだ...
俺は手を洗いながら気がついた。
俺って結構ポンコツじゃね?
お昼ごはんはじゃがバターだった。
めちゃウマかった。
だから俺は深く考えることをやめた。
ギリギリの低クオリティー...
・・・(;´Д`)
(;´Д`)ハァハァ アソビタイヨォ...




