6話 大勢の子供たちのナマエ。
【プロフィール No.5】
明野 華乃
灯明の彼女。
色々なゲームで名を轟かす、プレイヤー名【紅い華】その人。
既に各ゲーム会社から勧誘が来ている。
ゲームには金をかけず、攻略本も買わず、身一つでランキングトップを取るのがモットー。
しかし【阪本ドラゴンの森】でだけは、とある無課金ゲーマーと一位の座を争っている。
「あっネット世代少年団!」
「「「謎のお酒少女!」」」
「なんだいそれは...」
雛さんに連れられて向かった家には、昨日スーパーで出会った謎のお酒少女が居た。
「猫美...あんたお酒飲んでたの...? まだ中学生なのに...」
「いやいやいやいや!! お姉ちゃんが買ってこいって言ったんじゃん!?」
「え?」
「お酒買ってこいって!!」
「あぁうん、言ったねぇ。それが何?」
「それ!! 見られた!! アンダースタン!?」
「あぁなるほどアンダースタン」
謎のお酒少女は猫美ちゃんというらしい。
あと例の変なお姉さんって雛さんの事だったんだ...
ちょっと納得...
「はいはいそう言うことで、顔とか洗って席につくのだー!!」
雛さんのテンションが急激に変わった事が俺をしっかり納得させた。
うん、変なお姉さんだ。
子供たちが、奥にある流し場で顔を洗っている間に、雛さんは調理の最終段階に入った...っぽい。
炒めていたベーコンをグツグツと音をたてている鍋へ投入。
それをお玉でくるくるとかき混ぜながら、丸めた生地(?)をBBQセットの網の上にのせて焼き始めた。
子供たちが全員戻ってきてそれぞれ小さな椅子に座った時には、辺りに美味しそうな匂いが漂っていた。
数日間ロクな物を食べていなかったお腹に響く...
雛さんは鍋の中のスープをお椀によそっていき、それを一人一人に手渡していく。
そしてこんがりと焼き色のついた生地も手渡す。
...これ、パン?
そして、例の謎茶を一人一人のコップに注いだ。
「よし、食べよう、いただきます」
『いただきます!』
そう言うと、全員で元気に食べ始めた。
俺たちもそれに倣って食べ始める。
うっわ美味しい...
「じゃあ改めて自己紹介。私はこのメンバーの年長者、雛です。」
「妹の猫美、中1。」
「山本藤太、小4っす。」
「星乃、小3」
「柿人小2で~す」
「雪、1年生」
「かとり、4さいです。こっちはかづきちゃん2さいです。」
「で、この子も2才の智輝君。通称・智君。以上、9人!」
最後の二人はまだ自己紹介できてなかったけど、雛さんのまとめで締め括られた。
ヤバい。
人数多くない?
覚えれない...
「中西勇、高校1年生だ。よろしく。」
「明石哲平、同じく高1。よろしくお願いします。」
ぬお、二人とも順応早すぎ...
皆がこっち見てる...
「え、えっと、夜宮光明、同じく高1...、役立たずだけどよろしく...」
いやホント、マジで期待しないでほしい...
「今日からこの三人も一緒に生活していきます! 仲良くしていきましょう! よろしく、そしてようこそ! 我らがファミリーへ!!」
雛さんがいい感じの事言ってるけど、さっきの自己紹介からずっと右耳から左耳へと抜けていく...
いやマジで今後どうしよう...
【あとがき】
皆さん、明けましておめでとうございます。
これが言いたかった。
きっと皆さんがこれを見ている頃には令和となっているのでしょう。
平成最後の夜からお送りしています。
今後もよろしくお願いいたします。m(_ _)m




