【灯明】彼女の妹が怖い。
かののんの妹が怖い。
いやホント。
初めて会った時、取って喰われるかと思ったもん。
目がヤバい。
今も、殺気を感じる...
かののんは、俺の彼女だ。
めちゃくちゃ可愛い!
本名・明野華乃。通称・かののん。因みにそう呼んでいるのは俺だけだ!
小動物のような見た目だが、俺は外見だけで決めつけるほど小さい男ではない!
甘え上手で、でもちょっと小悪魔で、大きな瞳と長いまつ毛で俺を見つめてくる...ッ!
嗚呼、可愛い...♡
で、かののんの妹・明野華恋。とあるアイドルグループに所属している。
一応美人なんだけど...目が怖い。
俺の事を汚物を見るような目で見てくるし...
多分アレだな!
お姉ちゃんのこと大スキ☆だから一人占めしちゃってる俺に嫉妬しちゃってるんだな!
「ねぇ、なんだか失礼なこと考えてない?」
「ぬおっ、びっくりした~、華恋ちゃんどうしたの~?」
「華恋ちゃん呼ぶな。姉さんに何かあったら地獄の果てまで呪ってやるから。」
怖っ! 華恋ちゃん怖っ!
「わかってる。かののんの事は何があっても守るから。」
「どーだか。あんたが一番危なそう。」
「そうかな...?」
「そうなの! でも、姉さんの事、一番大切にしてるのもあんただから、そこは信用してあげる。」
「お、おう...、ありがとう」
「あたし、今から同じグループだったメンバー探しに行ってみるから。」
「え? あの、めっちゃなんとかシスターズっていうアイドルの?」
「『めちゃめちゃ☆ねこねこシスターズ』!」
「おうおうそれそれ」
「まあ夜になったら家に帰るつもりだけど、もしかしたらどっかで泊まるかもしれないから。姉さんの事、宜しくね。」
「任せろ!」
でも、今回の事で少しは信用してもらえたんじゃないかなとは思う。




