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健気な彼女と病気な彼氏  作者: 甲斐れお
1/1

1話目

「結婚したいね~」

「ずっと一緒にいようね!」

「うちに幸せされてろ!」

「いっそのことうちの彼氏になれ!」


「ごめんね。。。」



   1章               出会い


 「神威!起きなさい!今日宿泊研修でしょ!」

母の声がする。いつもよりもさわやかな青い空まで僕を起こしているのかな。

とりあえず、

「眠い!眠い!眠すぎる!」

家が揺れるぐらいおっきい声が出た

「とりあえず高校行く準備しなきゃな。」


バスに揺られて30分僕はウトウトしてた。

学校についてすぐに宿泊研修に向かうためのバスに乗り込んだ。

「今度は1時間かよ。。。しかもこっち家の方向やん」

思わず笑ってしまいそうだった

パシャっとカメラのシャッター音がした。

隣にいた優也に黄昏てたところの写真を撮られた。

「神威の黄昏てるとこなんか絵になるなーって思ってさ」

「優也、煩い」

そんなこんなで宿泊研修先についた

「勉強づけとかだるいーーーーーーーー」

僕の言葉は誰かの耳に届く前にみんなの話し声にかき消された。


「Farst,we are going to...」

先生の授業の声が聞こえてくる

「この先生声小さいなぁ」

そう思いながら僕は睡魔に負けた


そのあとの授業も睡眠時間になっていた

気づいたらもうすでに星が輝きだしていた。


クラスメイトの男子たちと大富豪をすることになった

僕は大貧民大貧民大貧民!

開き直っちゃうぐらいの完全敗北

罰ゲームとして電話でいきなり彼女に愛を伝えるってことになった


テレレテレレテレレン

「あれ出ない。。。お風呂入ってからもっかいかけるか!」


「かむいー椿って子から不在着信来てるよー」

「椿?誰だろう。。。」

「クラスの赤毛の女子だ!でもなんでだろう。。。」

彼女だと思ってたら椿にかけてたのか

僕は速攻謝りに行った

「全然大丈夫!気にしないで!」

椿は太陽のように明るい笑顔で僕に言ってくれた


「はぁ。。。死にたい」

彼女からメールが届いた

僕は内心またかよって思いながら、限界だって悟られないようにしながら答えた

「なにがあったの?」

「どうせ私なんて。」

「そか。」

「うん」

僕は限界が来てしまった。

「もう別れよ、限界。」

「なんで!なんで!」

「毎回毎回何か悪い事あると死にたいって始まってストレスなんだよ!」

「もう治すから。お願い別れないで」

「そのセリフ聞き飽きた。もう無理。バイバイ」

僕はふぅっと息を吐いて

「やっと終わった。」

そうミニブログに綴った。

「威覇君が投稿したって通知きた!」

「んーなになに『やっと終わった。』え!何が?!もしかしたらゲームのメンテかな?」

カミーリヤは呟いた。

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