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王道? 何それ、面白いの?  作者: 八月十五日 一二三
第1章 異世界トリップ
7/11

006.5 ここまでの『登場人物』&『あらすじ』紹介

第1章のまとめです。本編ではありません。

☆ 登場人物紹介


小原(おばら) 美鶴(みつる)―――本作主人公

『ミッツー・ルォーバ・ラー』

   年齢:女に歳を聞くなんt(ry(立派なオバさん(アラフォー))

   性別:女

   種族:(元?)人間族

   出身:普通に地球の日本国、某県。関東首都圏

   職業:専業主婦→…→魔王妃

   容姿:一般的な日本人容貌の黒髪黒目卵色の肌と一口に括れる範囲。少々茶髪で色白。公証身長165センチ、体重はポッチャリ。最近尻尾が生えた。

 特記事項:あまり動じないタイプだけど、長いものには巻かれて流されるのも得意。スルースキルも対外交渉も、一応社会人を務めていたので装備済み。自分の意見は、何だかんだとしっかり表明。我慢とか面倒なことが嫌い。



魔王サマ―――本作主人公のお相手サマ、夫殿

『キア』……真名は強力な呪符となるので公にはされていない。

   年齢:250歳くらい

   性別:雄性(男)

   種族:魔族魔王種

   出身:魔界の魔王城。生まれも育ちも現住所も同じ

   職業:あまねく魔界を統べる王、魔王

   容姿:赤毛(鮮血色)金目(縦長の瞳孔)色白(細かい鱗含む)。黒い角と爪、鋭い牙。太くて長くてゴツい尻尾あり。身長2.5メートルくらい、体重は不明、乗られると重い。

 特記事項:新しく迎えた王妃にデロデロ(メロメロでデレデレ)。今回の魔王の相手が何日持つか密かに賭けていた高位魔族たちの期待を裏切るラブラブっぷり。ちなみに賭けは胴元が不慮の事故で療養に入ったため、うやむやにされている。



メイド―――モブ(笑)

   年齢:妙齢

   性別:雌性(女)、若干名雄性(男)もいるらしい。(メイド)服を着ていれば性別は問われない。

   種族:様々。ただし不定形と腐食系には狭き門。

   出身:様々。魔界だけではないらしい。

   職業:メイド。侍女、女中、下働きも含む。

   容姿:概ね高基準。マニアック受けではなく万人向けの美形が多い。

 特記事項:高位魔族の出入りする王室周りは人気の配属先。沸点の低い(キレやすい)魔王以下高位魔族に、壁の赤黒いシミにされることもしばしばだが、見初められて繁殖期に(つが)う事もない訳じゃないので。魔力が高ければ比較的治癒力も高く、実際言うほど死亡率は高くない。



北の公爵―――チョイ役

   年齢:300歳くらい

   性別:雄性(男)

   種族:魔族魔王種

   出身:魔界の魔王城。先代魔王の息子

   職業:公爵。魔王城から見て北方の領土を持つ

   容姿:身長は魔王よりちょっと低い、体重不明。体型は細マッチョ。詳細未決。

 特記事項:先代魔王から領館を与えられ、現魔王から北方領土を賜る。普段はそこそこ仲の良い、魔王の兄に当たる彼は、実は前述の賭けの胴元。魔王妃に接触したのは賭けの為と思われるが、怪我の原因も含めて黙して語ってないので真実は闇の中だ。



『ハザ』―――主人公の双子の息子、兄の方

   年齢:孵りたて

   性別:雄性(男)

   種族:魔族魔王種

   出身:魔界の魔王城

   職業:公爵→現在弟と共に玉座を預かる仮魔王

   容姿:黒髪(サラサラストレート)赤銅目(縦長の瞳孔)色白。母似の尻尾あり。身長120センチ、体重22キロくらい。6~7歳くらいの外見。首筋で髪を括っている。

 特記事項:なぜかお笑い好きな性格で、弟と二人でボケ倒し母(主人公)の突っ込み待ちを良く見かける。容姿が美少年なため、ある意味残念な感じ。



『カダ』―――主人公の双子の息子、弟の方

   年齢:孵りたて

   性別:雄性(男)

   種族:魔族魔王種

   出身:魔界の魔王城

   職業:公爵→現在兄と共に玉座を預かる仮魔王

   容姿:黒髪(サラサラストレート)赤銅目(縦長の瞳孔)色白。母似の尻尾あり。身長120センチ、体重22キロくらい。6~7歳くらいの外見。後頭部で髪を括っている。

 特記事項:兄と同じく母(主人公)の前ではボケだが、兄と二人のコンビとなると若干突っ込みを見せる。基本ボケボケコンビの我慢できない方。



『リュリュ』―――主人公の帽子(ペット)(え)

   年齢:脱皮1回

   性別:未分化(両性)

   種族:竜族真竜種

   出身:竜族の育卵コロニー

   職業:使い獣(魔)

   容姿:黄土色の鱗、オレンジ色(縦長の瞳孔)、青みがかかった白い皮(肌?)。大き目の猫ほどのサイズ。発達した後ろ足で二足歩行が可、蝙蝠様の翼で飛行も可。前足はけっこう器用。

 特記事項:キャンキャン吼えついた相手が魔王だったのが運のつき。主人公を不快にさせない為の魔王サマの教育的指導により、風魔法などの精霊魔法がグンとパワーアップした。主人公の首の後ろに跨り頭に掴まり頭上に顎を乗せてる様は、まるで竜顔のついた帽子のように見えるが、本人には秘密(ナイショ)だ。



――― ――― ―――


☆ ハザ&カダによる『これまでのあらすじ』



ハ「どーもー、ハザです」

カ「どーもー、カダです」

ハ&カ「二人合わせて、魔王(仮)ですー」

ハ「……」

カ「……」


ハ「…やっぱりアレだね、母サマが居ないとキレがないよね」

カ「キレというレベルじゃなくて、唯一の理解者って気がするな、母さまは」

ハ「うーん、城の連中も笑ってはくれるんだけどね~」

カ「なんていうか、何でも笑うって云うか、こう、母さまみたいな鋭さがないって云うか…」


「あ、カダ鋭い。それ俺も思ってたよ。お愛想じゃないとは思いたいけど、俺らだから笑う的な感触があるよね~」

「そうそう! ハザも感じてたか? 母さまは容赦ないダメだしもするけど、笑いには厳しい人だからな」


ハ「あ~、早く帰ってこないかなあ」

カ「えー、無理だろ。ハネムーンだぜ、ハネムーン。あの父上のメロメロっぷりじゃ、下手したら次の繁殖期(シーズン)まで帰らないんじゃねえの?」

ハ「次の繁殖期(シーズン)って何年後よ?! ちょ、ホント、パネエ! あんなデレデレした父サマ見た事ないって、公爵も言ってたぐらいだけどさ~」


カ「公爵って、伯父殿?」

ハ「そう、北の公爵。この間、怪我が治ったって謁見に来たじゃん」

カ「あー、オレら見てギョッとしてた人か。何、個人的に話したんだ?」

ハ「代替わりに気付かず…、みたいな嫌味言ってきたんだよ」

カ「何それ、ムカつく」

ハ「ムカつくよね。もうちっと育ったら()りに行く?」

カ「さくっと()っとく?」

ハ「でもな~」

カ「だよなー」


ハ&カ「「面倒くさい」」


カ「……」

ハ「…爆笑?」

カ「…ツカミはOK?」

ハ「……」

カ「……」


ハ「…えーと」

カ「…あらすじ紹介って話だったよな?」

ハ「そうそう、これまでのあらすじ~」

カ「じゃあ、真面目に紹介しとくか」

ハ「だね。一応出番も無くなるみたいだし」

カ「ああ! それ、ハラ立つー…オレらチョロっとしか出てなくね?」

ハ「まあ、まだ孵ったばっかだからね~」

カ「本編の華麗な三段落ちも、何か落ちきった感触ねえし」

ハ「それは、俺も賛成~。母サマは爆笑してくれたけど、父サマなんか最初むかっ腹立ててたもんね~」


「あれ、きっと母さまの爆笑なかったら、オレらちっとヤバかった気がする」

「ん~、軽くボコられてたかもね」

「軽くか? 軽くで済むか? 北の公爵だってボロボロだったじゃねえ?」

「まあ、母サマの前で父サマが、俺らにそうヤバい事はしないと思うけど」

「ああ、まあなー、父上母さまにメロメロだし」

「デレっぱなしだからね~、最初は違ったみたいだけどさ」

「そうだよ、これまでの話って、二人の馴れ初め?」

「そんな感じ? 生まれる前の話させるなんて、無茶振りだよね~」

「それに応えてこその芸人ってヤツじゃね?」

「そっか、そうだね! でもね、カダ、俺ら芸人じゃないよ」

「そんなの知ってるぜ、ハザ。おまけにオレら、人でもねえし」


「「魔族だもんな!」」


カ「……」

ハ「……」

カ「…身内ネタ、イマイチだな」

ハ「…だね。ちょっと反省した」


「じゃあ、今度こそマジで『あらすじ』な」

「了解。…母サマは元人族。しかも次元っていうか世界を越えて、キレイに言えば父サマに娶られたんだよ~」

「キレイに言いすぎじゃね? 実際は××(ピー)して、××(ピー)って、×××(ピピー)で、××(ピー)…、…何このピーって、五月蝿いんだけど」

「ああ、R18とかR15とかって規定に引っかかると、鳴るんだってさ。ダメな言葉ってのがあるらしいよ」

「ええー、面倒だなあ。…止めるか?」

「う~ん、止めてもいいんだけど…俺らの出番、当分ないよ?」


「ちぇっ、仕方ねえな。あー、魔王に嫁いだんだよ、母さまは。で、オレらが出来て、孵った、と。あ、オレら卵生な。もちろん、魔王ってのは父上」

繁殖期(シーズン)が終わって、父サマは通常政務に就くハズが母サマを連れて新婚旅行(ハネムーン)を敢行。まずは『世界の柱』を観に出掛けた」

「母さまは魔王城の王室(ここ)から出たことねえって言ってたし、別の世界から来たから、この世界の何もかもが珍しいみたいだ」

「卵の中からけっこう聞いたんだよね。母サマの世界のこととか、いろいろさ」

「知識として遺伝(つた)わってる部分もあるけど、卵の外から聞こえてくる声ってので伝えられた情報からすれば、無理ないけどな」

「うん、全然違うって感じだもんね~。さすが異世界」


「あ、母さまが異世界出身ってのは身内特権の極秘情報(トップシークレット)な」

「極秘って、高位魔族なら知り得る情報だよ。せいぜい非公式(オフレコ)ってトコかな」

「じゃあ、母さまが『器』ってのは?」

「それはどうかな~、母サマが父サマの魔力にまみれてるのは、あれだけベタベタしてれば当たり前だし。俺らみたいに直接触れ合うとかすれば判るかもだけど…」

「父上が許すわけないだろ、そんなの。オレらだってギリギリって感じじゃん、息子なのにさ。だから極秘って訳だ」

「でもな~、世界中の魔力の安定が図られちゃってさ。いつからだって諜報されて、ちょっと知略が働けばバレちゃうレベルだと、俺は思うよ」

「うーん、…まあ、そうだろうけど。父上がそうそう後れを取る訳ないしなあ」

「ああ、そのへんは心配してないよ。父サマ最強だし」

「歴代最強の魔王サマだもんな、父上は」


「しかし土産が竜とはねえ。『世界の柱』のドコに竜が居るっつう話だよな。…宇宙樹引っこ抜いて持ってくるくらいは、するかもとは思ってたけどさ」

「しかも食べちゃダメとか、さすが母サマ発想が違うよね~。竜なら、次の繁殖期(シーズン)に孵りたてを食べに行くツアー組んだ方が、父サマの言うとおり、よっぽど良い(美味しい)気がする~」


カ「アレは主従契約してるし、もう母さまの使い獣だろ?」

ハ「父サマ解ってて持ってきたよね。母サマに説明しても押し切られたって感じ?」

カ「あー、父上母さまに甘いからなあ。もう激甘じゃん」

ハ「俺らが断ったって言質が欲しかったのかもね。説得して口論するのイヤだったんだよ、きっと。母サマ不機嫌になると、父サマ途方に暮れちゃうし」

カ「まあ、直ぐに仲直りして、イチャイチャしてるけどな」


ハ「ん? 父サマ?」

カ「あれ? また帰ってきた…?」

ハ「なんか、様子が…」

カ「えっ、母さまが…」



ハ&カ「「行方不明?!」」





ハザ→父サマ、母サマ、俺 

カダ→父上、母さま、オレ

―――――


お読みいただきありがとうございます!


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