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君が教えてくれた「こと」  作者: NEMI a.k.a. タピオカ


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2/2

第2話 凛の初恋

私、鈴木凛!!嶺北高校の1年生!!

ある日入学式の後、廊下を歩いてたらたまたまタイプの男子を発見!少し小さくて、顔がタイプ!

これが私の人生初の一目惚れ!なーんて!ただの片思いだろうけど!

そのあともすこ〜し意識して近く歩いてみたりとか、そんなことしているうちに、ちょっとあの人がどこらへんに住んでるのかとか気になったりして?

近くだったらいいな〜なんて思って少しだけついてこう!と思ってたら、急に山奥で彼、自殺しようとしだした!?

何とかして話し合った結果、愛しの彼とお友達になれちゃった!!

まだお友達だけど、名前も聞けちゃったし、放課後毎日会えるらしいし、ラインも繋いじゃった!!

鈴花凛16歳!人生初の青春してます!!

このあともっと仲良くなっちゃって〜


エヘッエヘヘヘヘ~(*´ω`*)


「どしたん?彼氏でもできた?」

「フヒェャァ!?」

そんな声で私の意識は現実へ急降下。

「なっななんでバレてるの!?!??」

彼女は私の友達の美心ちゃん!

背が小さくて可愛いクラスのマスコット!(と私の中では思っている。)

「えっ…!まじだったん!?なんかすごい顔しながらニヤついてんな〜とか思ってたけど…」

クラス1小さい体をきょどきょどさせながら、私の後ろの席に目を向ける。

「今まで恋愛に疎かった凛が恋愛なんてよっぽどだね。どんな子なの?」

読書の手を止め話しかけてきた彼女は私のもう1人の友達の「橘天音」ことあまねっち!

ボーイッシュな見た目でクラスの王子様!(と私の中では以下略。)

「え〜とね!ちっちゃくて、声が良くて、顔がカッコ可愛い!」

「でた!凛の小さい子好き好きモード!」

「何その変なモードォ〜」

軽い仕返しに、美心たんのもっちわなほっぺをぷにぷにする。

あ〜やわらけぇ〜(✿^‿^)このもちもち触ってるだけで疲れが吹き飛ぶぜぇ。

「というか、どうやって交流もったの?相手から話に来たわけないよね。」

「う〜ん。入学式の日から気になってて、すこーし近く歩いたりとかを繰り返してたら仲良くなった!」

「やっばストーカーじゃんお前。通報していい?」

「断固拒否!」

…さすがに本当のことを伝えるわけにはいかない(でも間違ってはいない)

「それでそれで、なんか学力で悩んでるぽくて、今日から勉強教えてあげることにしたの!」

「え〜!勉強ならこの常に学年トップの美心におまかせなのに!今日行っていい?」

「いや、でも十和っち友達いないらしいし、少し私で慣らしてからの方が良いかも…」

「十和っていうんだねその子」

てか、そんなことしてる間にもうすぐ待ち合わせの時間!!

「また今度紹介するから、また明日ね〜!!」

「ばいば〜い!」

「また。」

そう言って2人に別れを告げ、愛しの彼の元へ走った。



凛が教室を出た後、2人の間には嵐が過ぎ去ったかのような静けさが漂っていた。

しばらくして美心がデレデレと天音に身を擦り寄せる。

「ねぇ。」

「何?」

「このまま解散するのもなんか嫌じゃない?」

「……。まさか凛の後をつけるとか言わないよね?」

「そうだよ!!だってあの凛が好きになった相手だよ!!」

「まぁ、一生恋愛しないと思ってたし。」

2人は今までの凛を思い浮かべる。

『え?アイドルとか全員同じ顔にしか見えんし?』

『知ってる?本当のイケメンって3次元には居ないんだよ?』

「「……。」」

「確かに気になってきたわ。」

「だよね!あの凛が恋した真の漢!!どんなものか拝見しておきたい!!」

「顔だけ見たら帰るよ。」

「まぁ、バレたら2人の空間を壊すことになるしね。」

「それでは、これより凛追跡大作戦決行!」

「「おーー!!」」



…少し早く着いてしまった。

落ち着いて勉強できる場所というので、近所にある「緑乃図書館」で待ち合わせすることとなった。

にしても、図書館なんて初めて来た。しかも友達と来ることになるなんて、昔の自分には想像もできなかったことだろう。

そんな事を考えていると、すごい勢いで自転車を漕ぎながら接近してくる凛さんが見えてきた。

「ぉおお待たせぇ〜!」

そう叫びながら急ブレーキを踏み自転車を駐輪場に止めた彼女は、息を切らしながらこちらに向かってきた。

「ごめん!待った!」

「いや、そんなに待ってないよ。」

実際待ったのも2分くらいだし、なんなら集合時間にすらなっていない。

「それじゃあ行こっか!!」

「お、おう。」

こうして中学以来の友達と勉強をすることとなった。


一緒に勉強してみて分かったことがある。

凛さん集中力がすごすぎる。普段のポワポワ感からは想像できないくらい真剣な顔をしている。

そりゃそうだ。まずスパ特に入った時点でそうだし、正直自分も勉強中なんてこんな感じなのだろう。

ただ、ここで一つ問題が生じてくる。

申し訳なさすぎてわからないところを聞きづらい…。

彼女も問題といてるのに、その途中で聞いてしまうのも非常識なのではないか…。

まあ仕方ない、彼女がいま解いている問題が解き終わるまでは次の問題でも解いとくか。


例の問題以外は解き終わり、再度挑戦してみる。

……やっぱわかんねぇ…。

なにこれ?普通にテストレベルだろこんなん。

まじでどうすれば……

そう思い凛さんをチラ見する。

…めちゃくちゃ僕の問題の方見てた。

なんなら頭の中で考えているのかめちゃくちゃ空中で動かしている。

まさか、自分の問題を解き終わったあと、ずっと僕の方の問題を解いていたのか…?

すると、彼女と目が合った。

「あっ、なんか手が止まってたから、この問題がわからないのかな〜なんて思って解いてたんだけど…」

「いや、それはありがたいんだけど…。凛さん真剣に問題解いてたから…。」

「いいよいいよ!せっかく勉強教えるって言ったんだし、遠慮なく聞いてきてよ!」

「あ…ありがとう。じゃあ…」


凛さんに勉強を教えてもらって思ったことがある。

彼女教えるのが上手すぎる。

上手いというか、すごく分かりやすい

英語だと単語や文法の語呂などでの覚え方。国語だと古文を重要な語句などをしっかり解説しながら、文全体を分かりやすく伝えてくれる。多少得意な数学でも、今の自分に合った応用問題を出してくれる。

中学の時の将の教え方があまりに下手すぎたからか、同級生でこんなに分かりやすい人がいることにかなり驚いた。

見事に弱点を突いてくる彼女のアドバイスのおかげで、いつもよりも問題がスラスラ解けた気がして…。少し勉強を楽しいと感じた。


いつも以上に勉強が進み、あっという間に図書館の閉館時間になってしまった。


「本当にありがとう!久しぶりに勉強を楽しいと思えた…。」

「いやいやそんな!久しぶりに友達と勉強なんかしたから、私も楽しかったよ!」

「それじゃあ、また明日。」

「うん!またね〜」

こうして、新たな僕の1日目が終わった。


皆さんこんにちは。nemi a.k.a タピオカです。

今回はプロローグの後編のような立ち位置の回となりました。

この話を書いたのはだいたい半年前くらいなのですが、結構凛のテンションが違うな。ということを感じました。

この時の凛は「ハッチャ!!」って感じなのですが、今描いている凛を見ると、少しおかしい人みたいな感じになってます。(テンションが落ち着いた感じです。)


ここから制作秘話。

新キャラとして登場した「橘天音」というキャラは、制作初期の段階では、今のようなボーイッシュなキャラではなく、「そよ」という名前のおっとりしたお嬢様キャラの予定でした。

なぜ現在のキャラになったのかというのは、今後明かされる彼女のコンプレックスに繋がるので、楽しみにお待ちください。


あと、この話の登場人物の苗字は、(橘天音以外は)私の友人の苗字から取っています。(この設定を適応するにあたって、凛の苗字を「鈴花」から「鈴木」に変更しました。)

ここでも「橘天音」が特別扱いされている感があるのですが、ここで実在の苗字を使わなかった理由についても、今後の話で明かしますので、公開までお待ちください。


そんなわけで、今回はこの辺でお別れとしましょう。

面白ければ、ブックマークや評価、ご感想お待ちしております。


次回作の更新までお待ちください。

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