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【10話完結】泡沫恋歌(ウタカタレンカ)

作者:桐見川真緒
都会から海の見える田舎町・汐見町へ転校してきた高校生の白石天音。
初日は不安と戸惑いが交錯していたが、同級生の瀬戸蒼と出会い、彼の案内で新しい生活が始まる。

蒼は明るくて優しいが、どこか影のある少年だった。
二人は町の喫茶店「うたかた」で心を通わせ、写真や海、風の音の話をしながら徐々に距離を縮めていく。

しかし、蒼には心臓に持病があり、激しい咳を繰り返していた。
彼は定期的に病院に通いながらも、天音には余命が限られていることを隠していた。

夏の計画を立て、共に過ごす時間を大切にする二人。
商店街の夏祭りや写真展など、日常の美しい瞬間をカメラに収めながら、
儚くも輝く恋の日々を重ねていく。

やがて蒼の病状が悪化し、余命宣告を受けるが、天音は彼の側に寄り添い続ける。
そして、蒼は静かにこの世を去る。

彼が残した写真は、二人の愛と想いの証として色褪せることなく輝き続ける。

泡沫(うたかた)のように散った恋だが、その儚さこそが永遠の輝きとなった――。
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